元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1892回
50代からの「終(つい)の棲家」探し

前回まで、大阪の正食協会の会長・
岡田定三さんとお会いし、
マクロビオティック玄米菜食法を
ただ食事法や治療法として、堅苦しく考えるのではなく、
これからの自然なライフスタイルを創造する
大いなる「いのちの哲学」として応用することが大切だ――、
という、ホリスティックな発想に感銘したという話を書きました。

そのとき同行してくれたのが、
マクロビオティック歴30年、
その東京の総本山の日本CI協会で
専務理事をされていた花井陽光さんです。
3年前、突然、血液のガン=
急性骨髄性白血病と診断され、
化学療法後も再発しましたが、
骨髄バンクの手による骨髄移植を受けて、
奇跡的に生還した人です。
花井さんについては、このコラムや「いのちの手帖」でも
何度か紹介していますので、
ご存知の方も折られるでしょうが、
いまは、元気を回復して、正食協会編集委員として、
機関誌である「むすび」誌で10月号から
「ついのすみか」という連載を続けています。

また、インターネットに
「花井陽光  ついのすみか」1 
と題するBLOGを開設して、
日々、自らの闘病体験を通じて、
『50代が抱える、いのち』の問題について
メッセージを送っています。

「ついのすみか(終の棲家)」とは、
つい=終、すみか=住処このとですが、
50代から終生をいかに快適に
納得して過ごしていくか? それを求める人生の場、
人生の旅路のBLOGだそうです。
扱われているジャンルも、
ケースワーカーは見た!医療現場の光と影、環境問題、
そして、日々の健康法から食事法まで、
多岐に渉ってメッセージが送られていますので、
患者さんはもちろん、健常な40代、50代、60代で、
これからのライフスタイルをどうヘルシーに、
またエコロジカルに設計したらよいか?
考えている人はきっと共感できるブログですから、
ぜひ覗いて見てください。

先日、このブログの「健康法の効果って?」
というコラムでは、
有難いことに、以下のような
「いのちの手帖」の紹介も掲載されていました。

「●いのちの手帖4号――、
元週刊ポストの名編集長関根進さんが発行する
健康情報雑誌。でいいのかな?
とにかくこの雑誌には助けられました。
白血病で入院し化学療法で退院するまでが創刊号に、
再発しドナーを探すまでを
第2号に第3号は移植の詳細から退院まで
そして第4号には退院後の岡崎市での生活を書いています。
今日の原動力になったといっても過言ではありません。
この本はもし知り合いに病で苦しんでいる方がいるのなら
ぜひ薦めてあげたい一冊です。

執筆者に現役の病人が多く、
難病の方もずいぶんいて励みになります。
さすがに食道がんを体験した関根さんならではの
やさしさがにじみ出ています。
病気を患っているときは、
健康なものでははかりがたい世界にすんでいます。
この状況は健康なものには絶対に理解できない世界なのです(略)」

1 http://tsuinosumika.blog113.fc2.com/blog-category-0.html


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2007年11月1日(木)

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