元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1920回
もっと、わくわく! ガン卒業旅行に出る(1)

朝日新聞の「患者を生きる」というコラムの
新シリーズ「がん」で、僕の友人の逸見晴恵さんの
ガン体験記が6回連載で始まった――、
合わせて、いま発売中の「いのちの手帖」に掲載されている、
「●ときめき対談●逸見晴恵VSイディス・シー
子宮ガン、乳ガンを超えて
もっと、わくわく、 もっと、輝いて・・・」を読もう――、
という話の続きです。
前回の「温泉」に行きたい!乳ガン患者の願い」に続いて
「いのちの手帖」の対談の内容を紹介します。

            *

《もっと、わくわく!ガン卒業旅行に出る》

シー:心の問題ですね。今年57歳になるんですが・・・、
夫にも支えられて感謝しています
つくづく心の持ち方がすごく大切だ思っています。

逸見:わー、お互いに同じ歳!(かたく握手! 笑い)

司会:二人とも57歳で、すごくパワーありますよね。
とてもガンの患者さんとは思えない。
わくわくするようなオーラといいますか、
元気のエネルギーが回りに漂っていますよ(笑い)。

逸見:女は強しですよね(笑い) 
おっしゃるように、パワーの溢れている人は
「ガンになっても心配ないよ」って、
メッセージを送ってあげたらよいと思います。
たしかに、自分が名前をあげて写真をだして
「私はガンです」と告白することは、
どこの国でも勇気のいることですし、
心のパワーを上げておかないと出来ません。

司会:心の持ち方って大切です。
逸見政孝さん、そして晴恵さんしかり、シーさんしかり、
この「いのちの手帖」に寄稿していただいている
患者さんのみなさんしかりです。
僕の主治医の帯津良一先生の持論ですが、
こまかく薬のエビデンスばかりに拘ることよりも、
人間丸ごとのいのちのレベルを高める、
みんなで生きるエネルギーを高める場を作ることが
大切だといわれますが、つくづく感じます。
さて、逸見さんは体質の強い方ですから、
食事療法や呼吸法に拘るよりも、
心のパワーを上げることが上手な人で、
いつも感じているんですが、
そのあたりの話を伺いたいと思います。
ときどき冗談で言うのですが
「逸見さんは、お父さんとお母さんと両方やって
家族を引っ張ってきたのだから偉いって・・・。
とにかく、逸見晴恵さんは、いま全国の講演に出かけ、
エッセイもたくさん書いて、
夫の死の悲しみを乗り越えるばかりか、次に続く、
多くの患者さんや家族のみなさんに勇気のメッセージを送っている。
自分の心の向上ばかりか、回り人を助けようと、
いろいろ活動をされている。
そればかりか、「いっつ癒しの旅」という会を作って、
毎年一回、ガン患者のみなさんで海外旅行を愉しんでおられます。
セカンドオピニオンの先生も同伴して、
生き甲斐を分かち合う会を開いているわけですが、
「いっつ癒しの旅」も、もう5回を数えた?

逸見:最近は四月十一日から、
作家の俵萌子さんと水上医師同行していただいて、
ドイツの旅に出かけてきました。

            *

続きは、また明日。


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2007年11月29日(木)

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