元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1960回
帯津良一VS王振国の「巨人」対談本(1)

昨年末に、いまスピリチャルな医師として人気の高い
帯津良一先生の新刊本が6冊
立て続けに出版されましたが、
最後に「帯津良一王振国対論 漢方ガン治療」
という対談本が出まして、只今発売中です。
ホリスティック医学の権威である帯津良一博士と、
中国の複合漢方薬・天仙液の開発者・王振国医師の対談と
それぞれのエッセイを総集したもので、
すでに2006年9月に
「新しいガン治療  もうひとつの地平を見つめて」という、
なんだか分かりにくいタイトルで出版されたものを
こんどは、親しみやすく軽装版で改訂した本です。

この対談の部分は「いのちの手帖」創刊号の巻末大特集に
「もうひとつある ガンの治し方革命」
と題して、掲載したもので、
「これからの患者はもちろん、医者も病院も、
人間丸ごとの治療発想に切り替えるべきだ」
という、6時間に及ぶもので、
2005年9月、帯津博士と香港旅行を企画し、
香港の隣、中国・珠海にある王医師のユニークな病院を
視察訪問したことがキッカケで生まれました。
日本における僕の主治医が帯津博士であり、
中国での最も親しい医師が王医師であるために、
対談の司会までおおせつかったものでした。

内容は、西洋医学と中国医学の長所を取り入れた
「中西医結合医療」から、さらに「からだ」だけでなく
「こころ」「いのち」の全てを診る「ホリスティック医療」まで、
中西医結合医療とホリスティック医療の世界的権威が、
「新しいガン治療」について語り合い、提言したもので、
これからの新しい「ガン治療」の実践書として
期待される最新刊書籍です。

ちなみに、おふたりは、医学の出発点では、
西洋医学と中国医学と立場を異にしておりましたが、
多くのガン患者を治療する中で、
それぞれの医療の限界を知り、
西洋医学と中国医学の長所を取り入れた
統合的な医療を、誰よりも早く治療実践に移した医師なわけです。
ただ、双方の医学のいいところ取りをする機械的な発想を避けて、
身体のみならず、こころも、いのちも人間丸ごとを診る、
ホリスティック医療のさきがけとなったわけですから、
この新刊は、まさに、もう一つの新しいガン治療を語るにふさわしい、
現代医学の「巨人」の共著となったわけです。

内容については、このコラムでも
第1498回 「帯津良一VS王振国」の新刊書――、
にて紹介しましたので、
こんどの本の帯津良一医師の「あとがき」を紹介しておきましょう。
             *

●あとがきにかえて               帯津良一
王振国先生との久しぶりの再会。
頬のあたりが幾分ふっくらしていることを除けば、
その風貌はほとんど変わりません。
しかし、広東省珠海市にそびえる「振国腫瘍病院」を訪れ、
院内を見学して、王先生としばし対談した後、
王先生の内面の成長に圧倒されてしまいました。
思わず「男子三日会わざれば活目して見よ」と
口走ってしまったほどです。

本書の対談でも触れましたが、
私が吉林省通化市の長白山薬物研究所に
王先生を訪ねたのは一九八九年三月のこと、
たしか一八年前のことです。
丘の上のホテルにある
前庭から霞んで見える通化の街の情景が
いまも鮮やかに甦ってきます。

        *

続きはまた明日。


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2008年1月8日(火)

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