元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1961回
帯津良一VS王振国の「巨人」対談本(2)

昨年末に、いまスピリチャルな医師として人気の高い
帯津良一先生の新刊本が6冊
立て続けに出版されましたが、
最後に「帯津良一王振国対論 漢方ガン治療」
という対談本が出まして、只今発売中――、

ホリスティック医学の権威である帯津良一博士と、
中国の複合漢方薬・天仙液の開発者・王振国医師の対談と
それぞれのエッセイを総集したもので、
すでに2006年9月に
「新しいガン治療  もうひとつの地平を見つめて」という、
なんだか分かりにくいタイトルで出版されたものを
こんどは、親しみやすく軽装版で改訂した本だ――

内容については、このコラムでも
第1498回 「帯津良一VS王振国」の新刊書――、
にて紹介しましたので、
こんどの本の帯津良一医師の「あとがき」を紹介しよう
という話の続きです。

         *

(略) その後、王振国先生とは、
ガン・コンベンションなどの会場ですれ違うことが
二、三度ありましたが、
しっかりと会うのは、本当に一八年ぶりのことになります。

王先生の病院の玄関ロビーに一歩足を踏み入れた途端、
この病院の「場のエネルギーの高さ」は相当なものだなと、
身の引き締まる思いがしました。
ホリスティック医療の第一条件は
病院の場のエネルギーの高いことである、
という私のかねてからの持論を
そのまま体言されているような気がしたのです。

まず受付にいる制服に身を包んだ二人の男性ですが
二人とも実に良い顔をしている。
決して営業用の顔ではない、
志の高さが滲み出ているような顔なのです。
王先生の志が見えるのです。
そして、高い天井の玄関ホールの壁には、
「患者之家」と大書されている。
患者さんに向って、「ここはあなたの家ですよ」と
呼びかけているのです。(略)

病室は広く、家族と一緒に暮らせるような病室もありました。
患者さんが好きなものを食べられるように
家族が調理できる大きな厨房もあって、
薬湯もあればサウナもあります。
患者さんも家族の人も、
化粧したり、身だしなみに気をつけるのは
QOLの向上の第一歩でしょう。(略)

この珠海市の病院は中国の南のほうなので、
東南アジアに住む華僑のガンの患者さんが、
最後の最後に来院してくるといいます。
確かに高い効果を上げている。
王振国先生の開発した
さまざまな医薬剤そのものの効果もあろうが、
何よりも病院のエネルギーの高さによるものと感じました。
ホリスティック医療の鏡です。そして何よりも、
王振国先生の志でしょう。

私の患者であり、ジャーナリストである
関根進氏に請われて、
気楽に出かけた旅でしたが、
そうした考えとはとんでもなく、
きわめてうれしい旅になりました。(以下略)

         *

帯津良一というホリスティック医療の権威と、
王振国という中西医結合医療の第一人者の語る
まさに「これからのガン治療」の巨人対談本です。
まだ、読んでいない人は、手にとってみてください。


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2008年1月9日(水)

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