元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1994回
「温熱野菜スープ」の作り方

スローヘルス研究会のメンバーに、
前立腺ガンを最新「ブラキセラピー療法」という
放射線治療法で治療して4年――、
血液検査によるマーカー値も正常が続き、
元気に過ごしている、翻訳家の藤野邦夫さんがいますが
その退院後の元気の秘密、食養生法の秘密は
「温熱野菜スープ」にある――という話の続きです。

以下、藤野さんから来た「温熱野菜スープ」情報は、
いかにも世界の最新健康情報に詳しい、
藤野さんらしい分析による解説――、
さらに、藤野さんが奥さんともども続けている
「温熱野菜スープ」の作り方も知らせてきましたので、
抜粋紹介しておきましょう。

           *

しかし、日本のように
野菜を煮て食べる習慣のない欧米では、
スープにして患者にとらせており、
その基本的なレシピは以下のとおりです。

1、水1リットルをできればホーロー製のなべにとる。
2、そこにざく切りにしたキャベツ、カボチャ、ニンジン、
タマネギを100グラムずついれる。
3、これを一煮立ちさせ、あとは中火で30分間加熱する。
4、できあがったスープは、冷蔵庫で保管する。

このとき大切なのは、
塩のような調味料をいっさい使わないことと、
パワーの低い温室栽培の野菜を使わないことです。
こうしてできたスープを少し温めて、
一日に200ミリリットルずつ一回か二回にわけて、
飲んでみてください。
平均的なデータを見ると、
二週間で白血球が143%、
好中球が170%、単球が163%、
リンパ球が25%ふえたことが示されています。
使った野菜はそのまま食べてもいいし、
味噌汁などにも利用できるでしょう。
野菜は季節のものを使ってください。
緑黄色野菜だけでなく淡色野菜も、
強い抗ガン作用をもつとされています。
とくに抗酸化作用をもち、
つまりフリーラジカルの対策として効力をもつのは、
キャベツ、ニンジン、セロリ、ブロッコリーだそうです。

このスープによって、
糖尿病のような生活習慣病も抑えられるだけでなく、
とくにビタミンA、B2、B6、C、Eの摂取が促進され、
解毒機能も高まるそうです。
以上、新しい情報なので、お伝えします。
たいした手数もかからない有効な対処方なので、
ぜひ試してみてください。

            *

もちろん、みなさんの中にも、
野菜の温スープや
温野菜サラダを食べている人もおられるでしょうが、
食科学的に分析すると、
藤野さんがいうような仕組みになっているわけです。
この内容については、
いずれ「いのちの手帖」にも書いて貰います。

(*お知らせ=次号「いのちの手帖」第5号は
3月ごろ発売の予定でしたが、
こちらのほかの出版活動が忙しく、
2〜3ヶ月、発売が遅れますので、
詳しくは、また改めてお知らせします。)


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2008年2月11日(月)

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