元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1995回
元気長寿の秘訣は「すっぽんポン」?

元気で長生きの法則は
「衣」「食」「住」にあらず、
「医」「食」「財」の養生にあり――ですが、
HIQのQさんはじめ、これを実践して
実に爽快な人生を送っている80代の
大先輩の話を、何度もこのコラムでは紹介しています。

というのは、ほんとうに長寿を納得して
楽しくマットウできるかどうか?
これが最大の贅沢となってきたからです。

いくら80歳、90歳と長生きしても、
薬まみれに苦しんで長生きする、
はては、鼻からチューブをいれられて
寝たきりで過ごす――、これでは意味がありませんよね。
かといって
「僕は生き恥をさらすように長生きなどしたくない」・・・
などと、いやに、悟りきったことを言う中年サラリーマンや、
それを人生訓として書いている作家を見かけますが、
じつは、人間はなかなか欲が深くて、
そういう人に限って、こころの奥底では、
余裕を持ってなんとか快適に長生きしたいものだと
人一倍、思っているのではないでしょうか?

おまけに、この長寿時代は、
ますます世界のお金の流れも複雑怪奇に激変して一寸先は闇。
金融のグローバル化は年金や老後資金の運用を
不確かなものとしているばかりか、
日々の食生活汚染の不安は激増し、
いのちの最後の綱と頼りにしている
病院も医師もとてもとても信頼に足るものが激減。
まさに、50歳以上が人口の半分に迫る時代です。
元気で長生きの法則を貫いていく心得が、
さらに大切になってきたわけです。

僕の敬愛するマスコミ界の先輩に
小石原昭さんという人生若返りの名人がおられます。
知性アイデアセンターという情報企画集団の社長で、
もう81歳を超えていますが、
これまでに大病をしたことがない、
つまり「80年間、病気知らず」という養生の達人です。
まえに、このコラムでも紹介したことがありますが
(第500回「人生若返りの達人とはいるものです」)
養生訓がふるっています。
「大抵の社長は仕事の合間に養生を考えているが、
僕は養生の合間に仕事をしているんです。
毎朝、ウンチの色を日記につけて楽しんでおります。
あっハッハッ」
と答えます。

先日、久しぶりに食事をご馳走になったのですが、
あいかわらず顔艶ピカピカ。いつも大音声で、
政財界の堕落に警鐘を鳴らし、
時代の先を行く正論をとうとうと述べる豪放磊落な人で、
いつも忙しく、日本全国の講演に飛び廻っておられるわけですが、
毎年、地中海の島々や中南米でのクルージングを愉しみ、
この冬はドバイに行って、やはり、
ペルシャ湾の船遊びを楽しんでくるという、
まさに「養生の合間に仕事をする」という長寿の達人です。

豪快な笑いととも、速射砲のように発射される話の数々に、
ついつい、聞く者が引き込まれて、知らず知らずのうちに、
元気のエネルギーをもらってしまうという、なんとも
不思議な長寿パワーを持った人が小石原さんなのですが、
いったいのこの“長寿怪人”ならぬ“長寿快人”の
この元気の秘密はどこにあるのか? 
またまた、気になって、聞いてしまったわけです。

「僕は、ウチにいるときは、すっぽんポンの裸なんですよ。
人間、生まれたままで過ごす――、
これぞ長寿快適のヒケツです。あっハッハッ」
と煙に巻くではないですか?


←前回記事へ

2008年2月12日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ