元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2024回
長寿食の達人・大集合(3)

いま発売中の「文藝春秋SPECIAL」の
文藝春秋SPECIAL (スペシャル) 2008年 04月号 [雑誌]
「長寿の食卓―大特集・私の長寿食、教えます」は必読。
中でも「大特集 私の長寿食、教えます」と題する各界有名人
50余人によるエッセイが圧巻。このコラムでもおなじみの
86歳で元気凛々のエッセイスト・鮫島純子さんの
「長寿食」も、僕の「延命食」の秘話も掲載されている――
と言う話の続きです。

         *

ガン切らずに10年目!
「偽食」から「正食」へ――僕の延命食  関根 進

昨年、2007年の世相を表す「漢字」一字が「偽」でした。
不二屋から赤福、船場吉兆などの賞味期限表示違反、
地鶏などの原産地表示違反、
さらに中国輸入加工食品の違法農薬の使用違反など、
これほど食べ物に関する表示の
「偽装」が横行した時代はありません。

第1位が「偽」、第2位が「食」というわけで、
まさに「偽食」の年。
おまけに一昨年の世相漢字が「命」でしたから、
ますます「いのち」が「偽食」に蝕まれていく――、
なんとも情けない時代です。
ずばり、過食、飽食に「偽食」が加わったわけですから、
この食の堕落、食物汚染から身を守らないと、
とてもとても「元気で長生き」など果たせません。
「食はいのちの源」ということが
多くの人たちに認知されてきましたから、
生産者は無論のこと消費者である僕たちも、
これからは有機農法の農園や自然食品店と
ネットワークを作って「偽食」から「正食」へ――、
こうした、いのちの人生設計が
大切な目標になってきたように思います。
と、なんとも偉そうな話を書いてしまいましたが、
僕も60歳を前にして、
人並みに(?)ガンに襲われまして、
それも手術しても「100人に80人は助からない」という
食道ガンという難物と闘いまして、
友人たちからは
「とうとう、あいつもお陀仏か」と囁かれたのですが、
手術を拒否し、幸運にも抗がん剤と放射線
さらに漢方薬などの併用で
ガンを撃退(専門的には寛解というのですが)
してしまったわけです。

以来、再発と転移の不安に怯えなかった
といえばウソになります。
なんどか化学劇薬の副作用に苦しみ、
最近も原発胃ガンではないかと疑われてオロオロしました。
しかし、足掛け10年、
なぜ生き延びてしまったかといいますと、
中国の漢方複合薬と主治医である
帯津良一博士の漢方煎じ薬を
欠かさず服用し続けたことです。
愛飲している漢方複合薬とは天仙液といって、
中国漢方の第一人者・王振国医師の開発した
朝鮮人参や天花粉、威霊仙といった
生薬、薬草を30種ほど調合したドリンク剤です。
また、漢方せんじ薬は帯津医師が
僕の症状と体質に合わせて、
白朮、甘草、人参など8種類を調合したものです。
さらに、日々、玄米菜食法を
励行したことが幸いしたようです。

            *

この「文藝春秋スペシャル・春号」に掲載されている
僕の「ガン切らずに10年目、僕の延命食」は、
また明日続けますが、
とにかく、たくさんの「長寿の達人」の食事の秘密が
披瀝されていますから、
ぜひ、読んで参考にしてみてください。


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2008年3月12日(水)

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