元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2046回
「しなやかな玄米菜食」再読(1)

僕が5年前に書いた本の中に
しなやかな玄米菜食」という、
マクロビオティック食事療法に基づいた
「スローヘルス」のための
7つの法則をまとめたものがあります。
2年前に改定し、3刷まで行きましたから、
そこそこの売れ行きでした。

日々の食事の選択が、
どれだけガンの繁殖を押さえるか?
マクロビオティック食養生法の玄米菜食によって、
ガンの再発も転移も押さえた、
僕の生還体験だけでなく、
いかに高蛋白、高脂質の
「食の堕落」を避けることが大切か?
いかに農薬や化学添加物まみれの野菜や輸入食品による
「食卓汚染」から身を守ることが大事か?
治療法だけでなく、
人生再設計法についても書き下ろしたものです。

さて、僕がこの本を書いた頃は、
「えー、そんな不味い物を食べて、
カラダが健康になるはずがない」と、
周りから馬鹿にされたものですが、
いまや、高たんぱく高脂質の過食による
メタボリック症候群やアレルギーやガンなどの
慢性疾患が蔓延するに及んで、
やっと見直されてきたわけです。
そして、さらにマクロビオティック
食事療法が見直されたのは、
農薬に汚染された中国の食材が
社会事件を起こしたことが拍車をかけました。
前にもこのコラムで書きましたが、
ウチが常連としている
自然食品店の有機野菜の特売日には、
店主がびっくりするほど、
主婦やOLが押し寄せて満員盛況だというわけです。
マクロビオティックは
日本語で訳すと「正食法」といいますが、
まさに、世の中は「偽食から正食へ!」の
見直しが、生産者サイドばかりか、
消費者サイドにも高まってきたわけです。

もちろん、マクロビオティック玄米菜食法を基本から
勉強してくらしに実行している人は
まだ少ないわけですが、
みなさんも、そろそろマクロビオティック玄米菜食法の
「4原則」くらいはしっかりと覚えて、
「偽食被害」から、わが身を守り、
元気で長生きして行く必要が出てきたと思います。
ちなみに、拙著「しなやかな玄米菜食」にも載っていますが、
マクロビオティック4原則とは以下のようなものです。
1.陰陽調和
  寒い気候の欧米では、穀物や野菜が取れにくく
  肉類など陽性(体を温め、ナトリウムの多い)の
  食品の割合が多いわけで、
  欧米先進国の食生活を真似ると体調を崩します。
  四季があり、温帯の日本では陰陽が調和した
  中庸・玄米菜食が最適の食事です。
2.身土不二(しんどふじ)
  地元のものをその時期の旬に合わせて食べることが
  健康の秘訣だと、昔の人は言っております。
3.一物全体食
  丸ごと食べることが理に叶った食べ方。
  手のひらより小さい魚なら頭から全部食べましょう。
4.自然食品
  農薬、食品添加物、防腐剤などを使った食材は避ける。


←前回記事へ

2008年4月3日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ