元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2101回
食品添加物の複合毒性

子どもたちや家族を蝕んでいる
食品添加物の恐ろしさについて
食箋指導者の山村慎一郎さんと
一問一答した拙著「しなやかな玄米菜食」
の抜粋紹介の続きです。

      *

亜硝酸塩を含む発色剤は
サケ、タラコ、イクラなどの
色の黒ずみを防止するために使われ、
青酸カリ並みの猛毒をもつという指摘もありますから、
コンビニ弁当やオニギリの過食もいけません。
よほど注意して食事の選択をしてかからないと、
複合毒性でわが身も
ガンに侵される危険をはらんでいるわけです。

Q=年間4キロの添加物を
摂取していると聞きますが。
「はい。1日11グラム、
1年間で約四キログラムの添加物を
摂取しているといわれています。
背筋が寒くなるような量ですね。
30年、40年前と大きく違っているのは、
加工食品の利用が
多くなってきていることだと思います。
現在使用が許可されている食品添加物は
化学合成品が351種類、
それ以外が1051種類で
合計1402種類にのぼります」

Q=1回の摂取量は微量で
害はないとされていますが、
実際の安全性はどうでしょうか?
「食品添加物の一種類当たりの摂取量は
厚生省で定められていて、
微量であるから問題ないといわれますが、
本当に安全なのでしょうか。
私がこの仕事に関わるきっかけとなった
20年前の消費者レポート
(日本消費者連盟)では、
複合毒性、つまりいろいろな
食品添加物の組み合わせによって生じる
毒性の安全性となると、
天文学的に膨大な組み合わせとなるために
調査は不可能ということでした。

それは現在もまったく変わっていません。
またキャリーオーバーの問題もあります。
食品を加工する以前の原材料に
すでに使われていた添加物を
キャリーオーバーといいます。
二重に使われているわけですね。
メーカーが『添加物を使わない
安全なみそ漬けを作りました』といっても
簡単に信用はできません。
なぜなら原材料の味噌に
大量も添加物を使っていても
無添加と表示できるからです。
このような例は練り製品をはじめ、
無数にあります。
だから無添加という表示は
よくよく調べないと信用できません」

では、スピード化する食卓汚染から
ガン患者は、
僕たち消費者はどうすればよいか?


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2008年5月28日(水)

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