礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第114
退職した元上司の呼び方は?

蝉の鳴き声が夏を演出してくれる今日この頃です。
皆さん、8月に入り、お仕事はいかがですか?

夏休みもあるということで、気分が緩むかもしれませんが、
仕事を行っている以上は、
仕事中は集中して業務に励みましょう。

さて、今回は読者の方からのご質問にお応えいたします。
ご質問をくださったKさん。
大変ありがとうございました。


[質問内容]
Q1:ご教示いただきたいのは既に退職した元上司の呼び方です。
つい、「○×部長」とか呼んでしまいます。



A1:そうですね。こちら、悩めるところですね。
気心知れた二人だけの場合ですと、
今まで通りの呼び方で呼んでも宜しいかもしれません。
ただし、正式には「○○さん」とお呼びするのが、
正しい呼び方です。



Q2:また、部長で退職した後、
他の組織の役員(たとえば常務)になり、
また退職して、「現在は無職」というパターンだと
どうすれば良いのでしょうか?



A2:そうですね。
このようなパターンに陥る可能性もあるため、
やはり、退職後は、
「○○さん」と切り替えた方が良いでしょう。

このように考えていくと、
たとえば、前職と現職が同席している場合です。
現職の社長の前で前職の社長を
○○社長と呼ぶわけにもいきません。
このようなことは、肩書きで呼ばなくても
相手も理解してくれるはずです。

大切なことは、二人の関係です。
「私にとって部長は部長ですから、
これからも部長と呼んでもいいですか?」とか
「寂しいですけど、ずっとおつきあいさせていただきたいので、
これからは“○○さん”とお呼びしても宜しいですか?」
というような相互理解と確認がとれる
マナーコミュニケーションが真の人間関係が築けるポイントです。


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2009年8月4日(火)

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