第117回
正しいお辞儀の仕方とは？

昨日発売された『週刊ポスト』に、
選挙中の候補者や支援者のお辞儀の仕方について、
私のコメントが掲載されています。

そこには、自分では気がついていないときに撮られた
さまざまなお辞儀をしている写真があるのですが、
やはり、国の代表者になろうとしている人であれば、
メディアに露出する機会も多いのですから、
子どもから大人に対して、
模範となる言動や立ち居振る舞いは必須と考えられます。

そこで、お辞儀の仕方ひとつで、
「この人には投票したい、したくない」という感情がわくものです。

日本の正しいお辞儀の仕方は、
男性と女性とでは若干異なる点があります。
それぞれのお辞儀の仕方をみてみましょう。

男女共に大切なことは、良い表情であることです。

[男性]
1. かかとはつける
2. つま先は握りこぶし、１個分あける
3. 指をそろえて、
　 ズボンの脇の縫い目に人指し指をおくようにきちんとつける
4. 頭のてっぺんから腰は一直線
5. 上体は腰のみを曲げ、頭のてっぺんから腰は一直線のまま
6. 上体を前に倒したら、自然と手はひざの方へ移動
7. 前傾姿勢で一呼吸とめ、上体を起こすときはゆっくりと

[女性]
1. かかととつま先を綺麗につける
2. 指はそろえて手をまっすぐに
3. 頭のてっぺんから腰は一直線
4.上体は腰のみを曲げ、頭のてっぺんから腰は一直線のまま
5.上体を前に倒したら、自然と手を前で組む
6.前傾姿勢で一呼吸とめ、上体を起こすときはゆっくりと

これらの基本のお辞儀に加えて大切なことは、
相手よりも頭を低くしておくことや、
目線を合わせて握手をするなど。

選挙活動中は「お願いします」という気持ちをもって、
お辞儀や握手をするはずです。
その気持ちが態度や行動に表れて当然。

皆さんも投票をする際には、
このようなマナーの視点も加味してみてはいかがでしょうか？