第118回
人間財産との出会い

本日は新月です。
私はお月様が大好きです。
毎晩、空を見上げては、お月様と対話します。
特に満月の日には、さまざまなお願いごとをします。

お月様は、それ自体から光を放っているものではありません。
しかし、夜、暗い中、私たちを照らして下さる存在です。
自ら光を放たなくとも、誰かとのコラボレーションで
世の中にとって大切な存在となり得ることもあります。

コラボレーションするには、互いに才能があるからでしょう。
しかし、才能とは、自分ではわからないもの。
それに気づかせてくれて、それを伸ばしてくれて、
それを引き出してくれて、
社会に対してその存在を伝えて下さる“人”との出会いが、
出世(世にでる)の鍵となる、と私は思います。　
これが“人間財産”。

“お金”は大切です。
お金がないと、やりたいこともできないことがほとんどです。
しかし、何かがきっかけで、お金がなくなったとしたら。。。
何もないところから、
私たちはどのようにしてお金を手にしていくのでしょうか？

８月は、日本における過去の戦争に関する
報道やドラマなどがありました。

私は戦争を体験していませんが、
家や家族、何もかもなくなって、自分の命だけ残ったとき。
そこから私たちはどのようにして食べ物やお金を
手にしていくのでしょうか？

９月に再放送されるNHKスペシャルドラマ
「白洲次郎」第２話においても、そのようなシーンがあります。
ある文芸評論家は、空襲ですべてを失いましたが、
友人、白洲次郎の助けにより、百姓をし、
自給自足をして食べ物もある
白洲次郎の武相荘という家に居候することにより、
その後も自らの才能を世に表現できました。
その後、白洲次郎の奥様の正子さんが随筆家として活躍できた、
そのきっかけとなったのは、この文芸評論家のおかげです。

このように、出世する人は、まだ世にでていない、
暗いあなたに光を当てて下さる存在(人間財産)と
出会いがあります。
それにより、あなたが輝ける人となり、
世の中に影響力を及ぼし、人様から敬愛される存在となるのです。

本日からの新月。
私も、今までお世話になっている方々への感謝を
あらためて噛み締めながら、さらに進歩、
成長するあらたな自分に生まれ変わる気持ちで、
がんばりたいと思います。

残暑厳しき折、皆さまもくれぐれもご自愛くださいますよう、
心より祈念申し上げます。