第128回
e-mailの返信遅れや遅刻について
e-mailコミュニケーションが主流となった昨今。
皆さんはe-mailのマナー、大丈夫ですか?
相手の立場にたつマナーを提唱している私は、
e-mailに限らず、対人関係、コミュニケーションにおいては、
ひとつ共通した考え方をもっています。
それは、自分のものさしで相手を評価しないことです。
たとえば、一般的にはe-mailのマナーとして、
受信したら即返事をしましょう、とあります。
もちろん、それを行うに越したことはありません。
しかし、人はそれぞれに“事情”がある場合もあります。
従って、返信が遅れるときもあるでしょう。
もしかすると、忘れてしまうこともあるかもしれません。
そのようなときに、
相手に対してマイナスの感情や評価をしないのが、
相手の立場にたつという真のマナーだと私は思います。
一方で返信が遅れたり、失念した際には、
それに気がついたときに、きちんと心から謝罪をするのもマナー。
それに対して相手が受け入れてくれるか否かは、相手次第。
ですから、もちろん、安全な道を歩み、
自分自身が心配したり、不安に思ったりしたくない場合は、
即返信をすることをおススメします。
これは時間も同様。
諸事情があって遅刻をしてしまった。
それに対して、どう評価をするか?されるか?
遅刻をする際に、その連絡をいれたとき。
「どうぞ、お気をつけてゆっくりとお越し下さいませ」
と対応されたら、あなたはどう感じますか?
完ぺきな人はいません。
一度のミスで縁が切れる人もいるかもしれません。
しかし、私はそれは人生においてもったいないな、と思うのです。
原稿を書いている今!世界の人口は68億1901人です。
この中から出会って、コミュニケーションをとれる人は、
なんというご縁でしょうか!
相手の事情や立場を察し、
出会う人とのご縁を大切に大切にしたいと思います。
ただし、返信遅れや
遅刻などの非礼をしたときのリカバリーの仕方、
ものの言い方を一歩間違えれば、
大きなマイナス評価となり、ご縁は切れてしまいます。
マナー力のある人は、
許し受け入れてもらえる可能性が高いのです。
|