礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第169回
クリスマスの由来と日本の風習

本日はクリスマス・イヴです。
前回ご紹介しました
神道的生活が日本を救う』(藏原これむつ著)を
すでにお読み下さった方はおわかりのとおり、
さまざまなお祭りやイベントには必ず何らかの意味があります。

クリスマス(降誕祭)はイエス・キリストの誕生を祝う日で、
復活祭と並ぶ最大の儀式です。

クリスマスは「キリストのミサ」という意味で、
キリスト教の国では25日は休日となります。
その前日、24日をクリスマス・イヴとよび、
教会ではおごそかにミサが行われます。

クリスマスの由来は諸説ありますが、
キリスト教が伝来する前、
古代ローマでは太陽神を崇拝する宗教が
大きな力を持っていました。
その異教徒たちが12月25日に太陽神を祭る
冬至祭を盛大に祝っていたので、
初代キリスト教の伝道者たちは、
争わないでキリスト教を広めるために
同じ日をイエス・キリストの生誕祭にしたという説が有力です。

したがって、
実際にはキリストの誕生日ではないといわれています。

冬至は12月22日ころですがこの日は昼間がもっとも短い日です。
北半球では正午の太陽の高さが一年中で最も低くなり、
夜が最も長い日ともいえます。

一方でこの日を境に日が長くなり、春に向かっていきます。
そこで昔は、この日を年の最後の日と考えてもいました。
そのことから、昔は『太陽がよみがえる日』
『一陽来復(いちようらいふく/冬が去って春が来る)などとも
呼ばれていたそうです。

日本ではクリスマスを宗教的な意味合いとして
あまり重視しておらず、
家族や恋人、友人などと愉しく過ごすイベントとなっています。

日本は神道の国ですが、神道は宗教ではありません。
現在、わたしは来年出版予定の
幕末の偉人たちの研究をしていますが、
幕末の偉人たちの人様に対する礼の尽くし方には大変感銘を受け、
まさに『これぞ真のマナーだ』
と思えるエピソードがたくさんあります。

思想や宗教など、たくさんありますが、
大切なことは『○○だから、、、』
という枠にはめて相手にもそれを強要するのではなく、
目的はただひとつ。

互いに礼を尽くし思いやることにより、
みんなで幸せになりましょう、という想い。

クリスマスイブの今日も
クリスマスの明日もみなさんが穏やかに過ごせますように。。。

◆西出さんの最新情報

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