礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第168回
読者プレゼントのお知らせ

前回の宿題である
人様のプラスになることをする』。
皆さん、実践していますか?
今年もあと10日となりました。

今年、あなたが人様のために動き、
プラスになったことはありますか?

今年の私の最大の喜びは、
私のマナー論に共感下さって
一緒にお仕事をしている映像キャメラマンの藏原これむつ氏が、
私の紹介がきっかけで
講談社よりご著書を出版することになったことです。

藏原氏は大学で神道を学び、神主の資格もお持ちです。
ところが、ご卒業後は大好きな映像の世界に入りました。
『南極物語』や『キタキツネ物語』など
多くの名映画を監督なさった
藏原惟繕氏が叔父さまにあたります。

藏原氏は私のマナー論に大変共感下さり、
それにご自身が学ばれた神道との共通点を見いだしました。

また、私自身も藏原氏から神道の話しを伺うなかで、
90度のお辞儀が実在することを知りました。

この90度のお辞儀のことを『拝』といいます。

神社での『二拝二拍手一拝』。
この二拝というのは二度お辞儀をすることです。

従って、参拝をするときのお辞儀は90度なのです。
一般のマナー本には、お辞儀は会釈(15度)、敬礼(30度)、
最敬礼(45度-60度)しか書かれていません。

私は、拝という90度のお辞儀のことは存じませんでしたが、
マナー講師として独立をした27歳のときから15年間。
ずっとお辞儀は『90度』と言い続けてきました。

それに対して「90度のお辞儀なんてない!」
と形を重視なさる方々からご指摘を受けたこともありましたが、
心重視のマナーがあれば「90度のお辞儀」をするのが
自然なことである、と私はうったえ続けました。

そして、藏原氏との出会いにより、
私は神社マナーのお辞儀の作法として
90度の『拝』というお辞儀が実在することを知り、
まるで有罪判決が一発逆転!無罪判決になった気持ちになり、
うれし涙が頬を伝いました。

その他、手水舎を皆さんは何と読みますか?
「ちょうずや」とよみがなをふっている本が多いのですが、
前回、私は「てみずや」とよみがなを打ちました。

その理由はいかに?
その理由は、本日発売の
藏原これむつ著『神道的生活が日本を救う』(講談社+α新書)
に大変わかりやすく記述されています。

今の日本に大切な『こころ』を
神道という視点から教えてくれている本です。

日本のことを語れない人たちが増えている昨今。
ぜひ、この年末年始を良い機会とし、日本のこころを知り、
それを表現する私たちでありたい
と切に願う今日このごろです。。。

***2009年謝恩プレゼント***

藏原これむつ著
神道的生活が日本を救う
(講談社+α新書)

たくさんのご応募、ありがとうございました。
応募は締切りました。


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2009年12月22日(火)

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