礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第213回
職場にはびこる「自己中心的」な人

私、最近つくづく思うのです。
なぜ、土台となる基礎基本のビジネスマナーが
身についていない人がいるのだろうか、と。

これらを身につけていない人が多いから、
互いに不快やストレスを感じ、鬱になる人もいる。

マナーの欠如は、
みんながマイナスへと誘導されていきます。

本来、仕事というものは、それを行うことで、
お客様や同僚や取引先、自社にプラスを与え、相手が喜ぶ。
その結果、自分は給与をもらえてハッピーを感じるもの。

また会社側は、スタッフに仕事をしてもらい、
それにより売上げへと繋がるのだからハッピーとなり、
有難く給与を支払う。

同じ職場で仕事をする人同士であれば、
少なくともその会社に勤務する以上は、
もちろん、自分のハッピーはあるでしょうが、
その会社、経営者が求める目標に向かって、
同じ志をもっている人が集まっているはず。

だからこそ、
スタッフはその目標達成のために団結しているはず。

ところが、現状はいかがでしょうか。
個々が相手の立場にたつ思いやりというマナーの欠如のために、
自己中心な人たちが職場に集まる。

相手に敬意を表したり、
相手の気持ちなどを考えない
いわゆる自己中心的さが大きい人の傾向は、
報告や連絡を怠ります。

なぜ、報告や連絡をしないのでしょうか。
その案件に関係するひと達のことを何も考えないからです。

自分のことしか考えていないからです。
そのような人は、
えてして自分で「私は仕事ができる」と思っています。

しかし、これは大きな間違いです。
自分自身で自分をプラスに評価し、
モチベーションをあげたり、
自信をつけることは大切なことです。

「私は仕事ができる」か
「できないか」は、他人が評価をすることです。

今一度、基礎基本を学び直してみましょう。


←前回記事へ

2010年5月18日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ