旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第96回
タダ旅行はサービスで選ぶ

正確には、飛行機代だけがタダになるマイレージの無料航空券。
ホテルや現地の移動費などはもちろん自腹です。
最近は航空券代がかなり安くなっており、
以前に比べるとその値打ちは下がり気味なのですが、
無料航空券は相変わらず人気のようです。
ちょっといいホテルに泊まると出費が嵩むので、
宿泊無料券がもらえるようにして欲しい気もするのですが。

それはさておき、せっかく無料航空券をもらうなら、
なるべくサービスのいい航空会社を選びたいものです。
マイレージには提携航空会社があり、その数は年々増える傾向。
同じ行き先であっても複数の航空会社から好きなところを選べます。
たとえばユナイテッド航空の「マイレージ・プラス」の場合、
ロサンゼルスへの無料航空券をもらおうと思えば、
同社、シンガポール航空、全日空、エア・カナダ、
ヴァリグ・ブラジル航空、タイ国際航空のなんと6社から選べます。

エコノミークラスのサービスなどどこも似たり寄ったりだと
思いますが、パーソナル(個人)テレビが付いていると、
けっこう時間をつぶせます。特に長距離路線では重宝する。
私は映画が好きですが、ゲームにハマる人も少なくないようです。
その視点で選ぶと、この場合、シンガポール航空や全日空などが
お薦めとなるわけです。
ただし、使用される飛行機は変更になることもありますから、
心配な人は事前に航空会社に確認した方がいいでしょう。

テレビ以外のサービスとなると、機内食や客室乗務員のもてなし
などですが、機内食で航空会社を選ぶ人はそんなにいないはず。
美人のスチュワーデスを期待して乗る人も昔ほどいないでしょう。
欧米系の航空会社にはスチュワード、つまり男性クルーが
かなり乗っていますが、彼らを目当てに航空会社を選ぶ女性が
いるのでしょうか。

日本の航空会社が安心だと思っている人はいるかもしれません。
それから、新しい飛行機がいいというのもあるでしょう。
いずれにしろ、自分の希望する航空会社を選んで、
タダ旅行を気分よく楽しみたいものです。


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