「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第465回
今は無き名店を偲ぶ(その2)

前回に引き続き、J.C.が当コラムや著書において
好評価をしてきた店のうち、すでに閉店した店名を記す。

【 閉店 】
 「三日月」・・そば(八重洲)
 「大島屋」・・うなぎ(八丁堀)
 「MOTOKO」・・ステーキ(三越前)
 「堺捨」・・押し寿司(人形町)
 「三新」・・とんかつ(神田)
 「亀鮨」・・すし(末広町)
 「萬盛庵」・・そば(本郷)
 「我善坊」・・多国籍(神楽坂)
 「田吾作」・・ふぐ(浅草) 
 「正華飯店」・・中華(浅草)
 「さん吉や」・・多国籍(渋谷)
 「巴仙」・・そば(目黒)
 「イル・パドリーノ」・・イタリアン(五反田)
 「花や」・・そば(錦糸町)

【 移転 】
 「奈可久」・・すし 銀座8-7-7 6Fへ
 「ひょうたん屋本店」・・うなぎ 移転先未定
 「南蛮銀圓亭」・・洋食(「旧名銀圓亭」)
              銀座5-4-8 7Fへ
 「ル・マノアール・ダスティン」・・フレンチ
           予定では銀座6丁目へ

【 建替え中 】
 「龍公亭」・・中華(神楽坂)

【 店名変更 】
 「トラットリア・マドンナ」→「カリッスィマ」
               ・・イタリアン(浅草)
 「弘漁丸」→「高漁丸」・・くじら料理(銀座)

ざっと挙げると上記のようになった。
低評価の店はもちろん、
そこそこの評価でもラーメン店や軽食は省いた。
今振り返ってみると、
数々の名店が姿を消してしまっている。
特にその閉店が悔やまれてならないのは

 「江戸源」・・おでん
 「ケテル」・・ジャーマン
 「三日月」・・そば
 「堺捨」・・押し寿司
 「三新」・・とんかつ
 「巴仙」・・そば
 「花や」・・そば

といった店々。
とりわけ今でも舌が美味しさを覚えているのが
「江戸源」の平目昆布〆、「ケテル」のハンバーグ、
「三日月」の花巻そば、「堺捨」の鱒寿司、
「三新」の上ロースカツ、「巴仙」のはぜ天せいろ、
「花や」のつくねと玉子のつけそばである。

殊に「巴仙」は東京でも
もっとも好きなそば屋さんの1軒で
健在であったなら「庶ミンシュラン」の
三つ星に輝いていたことだろう。
返すがえすも残念でならない。

数々の口福をもたらしてくれた名店に
あらためて感謝の意を表したい。

 
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2008年4月14日(月)

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