「一歩一歩、おいしさを探して」
J.C.オカザワの脚で綴ったダイアリー

第550
さようなら 日本のサッカー

北京五輪開幕前夜のサッカーには
失意のどん底に突き落とされた。
全体的な試合運びをとやかくは言わないけれど、
救いようもなくヒドかったのは2点。
誰もが承知していると思われるので
あえて選手の名前は挙げない。

一つ目はボールにさわるだけでOKの
ごっつぁんゴールを空振りした挙句に
テレ笑いをもらしたおそ松くん。
日本チームのことだから
決定的なシュートをはずすのは日常茶飯事。
そういうシーンにはこちらも慣れている。
だが、あれほどのチョンボは
近年まれにみる怪挙ではなかろうか。
ドイツW杯の対クロアチア戦で見せた
柳沢クンの素通りよりもお粗末だった。

前代未聞の珍プレーだったが
あまりにも重要なゲームの
あまりにも決定的な瞬間だったがために
日本国民は笑うにも笑えなかったはずだ。
そんなわれわれの気持ちを知ってか知らずか、
はずした本人がニヤッと笑ったのには
この温厚なJ.C.の堪忍袋の緒が
プツンと音を立てて切れたのでした。
「反町監督よ、キミはいったい
どういう選手教育をしているのかね?」
そう問いただしてみたいよ、ホンマ。

つい先日のプロ野球のオールスターゲーム第2戦。
全パのピッチャー成瀬が
メッタ撃ちにあっているにも関わらず、
終始、笑みを絶やさずにニヤニヤしている。
平凡なセカンドフライを取り損ねた西岡もテレ笑い。
自分のチームの選手の失態に
ベンチのバレンタイン監督の
はらわたは煮えくり返っていたのではなかろうか。
欧米人から常々、意味のない笑いを指摘される日本人。
せめて勝負の場では、厳につつしんでもらいたい。

そしてもう一点は前半終了間際。
日本がCKを獲得したのは
すでにロスタイムも尽きる頃。
TV解説の山本昌邦さんも
「ここは急いだほうがいいですよ」と
気が気でない様子。
観ているこちらもヤキモキしていたその矢先だ。
ペットボトルのミネラルウォーターを
うまそうにラッパ飲みするタコがいた。
モタモタしている間に、そのまま前半終了のホイッスル。
水ならハーフタイムに思う存分飲みなさいよ、
浴びるほど飲んでもいいからさ。
だけんど、今は水飲んでる場合じゃねぇだろ!
サッカー選手だったら、まずはボールを蹴れよ!

これで完全にあとがなくなった。
残りゲームに2勝して
予選を勝ち抜くのは95%ムリだろう。
野球のピッチャーが三塁打を
かっ飛ばすくらいに難しい。
1勝1敗が最低ラインだが、これとて至難の業だ。
対ナイジェリアでも対オランダでも
勝ちゲームには2点以上の差をつけたい。

今日は「お粗末サッカー」に
スペースをつぶされてしまった。
日本チームにおかれましては
人のコラムのスペースをつぶさずに
相手チームのスペースをつぶせっての!ったく!

 
←前回記事へ

2008年8月11日(月)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ