税理士・濱田善行さんの
「こんなんありだ税っ!」

第18回
なんでも自分でやってみなくっちゃ

世界的に見ると、
源泉徴収制度をとっている国は多数あっても、
年末調整という形で、
個人の税金を完結させてしまう制度は
日本独特のもののようです。

唐突ですが、
クロヨン(9・6・4)だとかトーゴーサン(10・5・3)
という言葉を聞いたことありますか?
これは、特にサラリーマンの重税感を説明するのに
よく引き合いに出される言葉で、
サラリーマンは稼ぎの9〜10割が捕捉されているのに、
自営業者は5〜6割、
農業主に至っては3〜4割しか捕捉されていない、
ということを云い表したものです。
なぜサラリーマンだけが突出して高いのか?
それはもちろん、
源泉徴収と年末調整が背景にあるからです。

改めて云うまでもなく、
納税は国民の義務のひとつですし、
国民が税金を納めることを拒否したら
たちまち国がたちゆかなくなることもわかります。
その意味において、
一定額を前払いする源泉徴収制度は、
とても優れたシステムだといえますが、
でもなんで年末調整で、
会社が個人の税金を計算しなければならないのでしょう?
奥さんの収入や、子供の人数、加入保険の名称や掛け金等々、
そんなごくごく個人的な情報を提供してまで
会社がやる意味は何なのでしょう?

国が税金という形でボクらを評価したのであれば、
それがきちんとわかるシステムであるべきで、
それは、会社が全部やってくれるようなことではなく、
自分の税金を自分で計算できるようにすることだと思うのですが、
如何でしょう?

今週は、
サラリーマンが税金についてよく知らないのは、
自分で税金計算をできない制度に問題がある、
というお話でした。

なんでも自分でやってみなくっちゃわからない〜

また来週。


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