第39回
組織ケーエイ学14: キャラクタービジネスをやろう。

これまでスイスイ社では、顧客企業から受注して、彼らのために広告やパンフレットをつくり、その要素であるイラストやキャラクターをつくってきた。
その表現力は相当のレベルに上がったけれども、結局のところはクライアント次第であって、思った通りの成果が得られないこともある。そこで数年来、自らが主体となってするビジネスをいくつか計画していた。そのひとつが、キャラクタービジネスだ。

キャラクター事業の核心は、キャラクターそれ自体の魅力、つまりカワイイとか、面白いとかのほかに、背景が大事だと考えている。
たいがいのキャラクターには、なんらかの背景がある。テレビマンガとか、絵本のシリーズとか、そういう基礎があって、そこで人気を得て、自然にキャラクターに育っていく。
例外が、キティちゃんと、たれぱんだである。これらは何の背景もないままに人気が広がったもので、その展開の無理やり感は、非常に独特なものだ。キティちゃんなどは、芸能人発信のリバイバルである。

スイスイ社がキャラクターをつくる場合、かわいい絵を描いて、ただそれを売るというわけにはいかない。
やはり何らかの背景をつくりたい。
絵本を作ろうかとも考えたけれど、我われが展開するにふさわしい媒体は、やはりインターネットである。その場合、あるキャラクターが活躍するサイトをつくって、「みなさん見に来てください」と展開するのが普通だと思うが、そんなのを見に来てくれるかどうか?
いっそ「あなたのもとに出かけていきます」という、出前キャラクターであった方が面白いぞ、と考えた。
「このキャラクターは、あなたのホームページに出かけていきます」

しかし、だれも自分のホームページを持っていないではないか。
じゃあ、誰でもかんたんに自分のホームページがつくれるシステムをつくろうと考えた。
むずかしいホームページ作成ソフトや画像ソフトをつかわずに、ブラウザで文字を入力して、やーッと登録ボタンを押すだけでホームページが公開でき、画像も貼れる。

そんなこんなで、今日やっとオープンしたピギーのフェイバリッチというサイトをぜひ見てください。ご意見ご感想などメールいただければ幸いです。


←前回記事へ 2002年10月28日(月) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ