第23回
期限前に返済する場合には手数料がかかります。

現在のような低金利のときには、
金利が高いときの借り入れを
別な金融機関から低金利で借りたお金で返済してしまえば、
支払金利が少なくなります。
また、将来金利が上がる可能性もあるから、
以下のうちに元本を減らしておこうと
約定以上の返済をしてしまおうと考える人もいるでしょう。

でも、こういうときに注意しなければならないのは、
期限前の返済をするときには、手数料を取られるということです。

借金を払わないと言っているんじゃなくて、
借金を約束より前に返そうとしているのに、
手数料を取られるなんて納得できないという方もいると思います。

これはこういうことです。
銀行から1000万円を、利息は年6%で1年後に一括で返済する
という約束で借りたとします。

約束どおりであれば、銀行は、1年間で60万円の利息を
収入として得ることができたわけです。

ところが、3ヵ月後に1000万円を返されてしまったら、
15万円しか利息をもらえないわけです。

だから、期限前に返済する場合には、期限前返済手数料を取るのです。

ちなみに、契約書に期限前返済手数料が書かれていなかった場合
どうなるかというと、法律では、期限の利息までを付けて
返済しなければならないこととなっています(民法136条2項です)。
上の例で言えば、60万円の利息を丸まる付けて、
返済しなければならなくなるのです。

期限より前に返済してくれることは
銀行にとってもありがたいことではあるので、
期限前の返済手数料は、利息よりは安くなっているのが普通です。

しかし、期限より早く返してお金を取られるというのは納得できない
というのももっともな話で、
最近は、期限前返済手数料は無料とする銀行もあります。

借り入れの際には、期限前返済の手数料についても、よく確認しましょう。


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2002年9月27日(金)

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