第50回
会社再建の基本的な手段は借金の棒引です。

会社の再建方法には、第三者に出資をしてもらうとか、
会社を売却するとか、細かく言えばいろいろあります。
今回は、「万が一、借金が返済できなくなったら」
というときのために、頭の片隅にでも置いておいてもらうのが
目的ですので、基本的なことをご説明します。

弁護士が取る基本的な会社の再建方法は、借金の棒引き、
債権のカットを債権者に了承してもらうという方法です。
そんなうまい話があるのか?
と思う方もいると思いますが、あるんです。
そのための法的手続きが、最近よく報道もされている
「民事再生」や「会社更生」なのです。

「そごう」に「マイカル」「長崎屋」これらは全部流通業ですが、
不動産業から建設業、機械メーカーまで、どの会社も、
借金の棒引き、債権のカットにより会社の再建を図るために、
「民事再生」や「会社更生」の申し立てをしているのです。
この場合の借金の棒引き、債権のカットの額ですが、
「3割4割は当たり前」なんてものではなく、
「8割9割は当たり前」って感じです。
いざとなったときには、
そういう手続きを取ることができるのです。

ただ、再建手続きを取る場合には債権者が
納得できる実現可能な再建計画を立てなければなりません。
そこで、借金や仕入代金など全額支払うのは無理だけれども
ある程度経営に余裕あるという状態でないと難しいです。
だから、支払いが苦しいなと思ったときには、
早めに弁護士に相談することが必要なのです。


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2002年11月5日(火)

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