弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第67回
ゴルフ場のオーナーになれる

以前お話したように
日本のゴルフ場のほとんどは、
会員からの預り金で造成されています。 

その預り金を返す期限が来ても、
そもそもゴルフ場の経営者は
返す準備をしていませんでしたから、
返せません。

そこで、ゴルフ場経営会社の大手は、
ほとんど倒産してしまいました。
中小のゴルフ場経営会社も倒産しています。

ゴルフ場が倒産すると
どうなるかというと、
通常は、売却されます。 

ゴルフ場経営会社が
次々と倒産するのですから、
ゴルフ場が次々に売りに出ます。

バブルのときには、ゴルフ場造成に、
数十億円から数百億円かかっています。
それが数億円、場合によっては
数千万円というゴルフ場もあります。
無償で引き取って欲しい
というゴルフ場もあると思います。

バブルのときは、株でもなく、
土地に対する優先権もない
ゴルフ会員権1口が
数千万円するのが普通でした。
ゴルフ会員権は1つのゴルフ場で
1000から1800口発行されました。

それが今では、
その10口分くらいで
ゴルフ場丸ごと買えてしまうのですから、
隔世の感があります。

なぜそのように安くなっているかと言うと、
ゴルフ場を維持するには、
芝やコースの管理などに相当お金がかかります。
クラブハウスも豪華なゴルフ場ほど
水道光熱費だけでも相当な金額となります。

ゴルフ場が増えすぎて、
ゴルフ場を維持する費用に
見合う収入を上げるのが難しいということが、
ゴルフ場が安く売られている原因なんです。

どうですか?お金持ちの方。
ゴルフ場のオーナーになってみませんか?


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2005年6月9日(木)

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