弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第712回
弁護士も景気は影響します

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年は、震災有り、欧米の債務問題有りで、
あまり景気は良くなかったようです。
復興需要や新興国向けの輸出で、
利益を出している企業もあったようではありましたが。

さて、景気が悪いと、
弁護士は、忙しく儲かると思われている方も多いようです。

景気が悪くなると、相手の支払いが滞ったり、
会社の倒産が増えたりするので、
弁護士の仕事も多くなるとみなさん思われてのことだと思います。
確かに、景気が悪くなると、そのような相談は増えます。
 
しかし、景気が悪いときは、
相手が本当に収入もお金もないことが多く、
弁護士が依頼を受けても取れないケースが増えます。

景気が悪いと相手に、支払うお金がないから、
相手が何かと文句を言って、
支払い義務がないと争うケースも増えます。

また、弁護士が依頼を受けて、相手に払うと約束させても、
約束通り払われないことも多く、
催促や回収のための手続を何度も取らなければならなくなります。

これらは、ほんの一例ですが、景気が悪くなると、
相談や事件処理に時間や手間がかかるようになるので、
弁護士は忙しくなります。

しかし、これらのケースのように、
なかなか相手からお金が取れなくなると、
それに応じて弁護士の実入りも少なくなります。

もちろん、例外はあるでしょうが、
一般的には、弁護士の収入も、
一般の企業などと同様に景気に連動することとなります。

なかなか難しいでしょうが、
今年は、景気が良くなってもらいたいものです。
では、今年もよろしくお願いします。


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2012年1月1日(日)

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