第48回
絶対にウィルス感染しないパソコンはコレだ! 後編

さて、すべてのコンピューターウィルスに共通するポイントです。
それは「人為的に悪意を持って作られている」ということではないでしょうか?

つまりコンピューターウィルスを製造した誰かは
「より多くのコンピュータユーザーに被害を与える」ことを目的としています。
その為には出来るだけ多くの人々が使用しているプラットフォームで
作動するウィルスを製造するのが最も効率的です。
現在、最も多くのユーザーが使用しているプラットフォームとは
以下の組み合わせではないでしょうか?

オペレーションシステムはWindowsシリーズで、
インターネットへ接続している場合の使用ソフトは、
ブラウザはインターネットエクスプローラ、
メーラーはアウトルックエクスプレス。

つまり、パソコンを購入した時のままの状態ですね。
そして、ほとんどのコンピューターウィルスが活動する環境は
コレとまったく同じなのです。
パソコンを購入してデフォルトの状態で使用しているということは
「歓迎! コンピューターウィルス御一行様」
と出迎えているのと同じなんですね。

もうお分かりだと思います。
そうです、コンピューターウィルスに感染しない為には、
使用者の絶対数が少ないプラットフォームで
コンピュータを使用すれば良いのです。

参考になるかどうか分かりませんが、
筆者タニグチの環境をお知らせしますと、
メールの送受信およびウェブサイトの閲覧はMacintoshマシンで、
他のWindowsマシンとのファイルのやり取りやウェブ上の作業の確認などは
Windowsマシンで行っています(註1)。
メーラーはユードラPRO、
ブラウザはネットスケープコミュニケータ4.7を使用しています。

この環境下で、
これまでに何度もウィルスらしき添付ファイル等が送信されてきました。
しかし、それらのファイルに対して
「文字化けする」「受信エラーになる」等の問題は発生しましたが、
直接ウィルスに感染するという症状は一度たりともありませんでした。

同様にLinux(註2)環境下でも
ウィルスの感染事例は少ないように思われます。
どうです?
今度パソコンを購入する時には、
一度思い切ってWindows搭載マシンを止めてみませんか?(笑)。


註1: これまでMacintoshはWindowsマシンとのファイル交換が
上手くできないというのが敬遠される理由の一番でした。
しかし、現在ではマイクロソフト社のOfficeマック版も登場しており、
そのような理由は過去のものになりつつあります。
また、TCP/IPというWindowsと共通のプロトコルを使用するインターネットでは、
「両者の違いを意識」するということさえ無くなったように思います。

註2: ご存じフリーソフトです。
しかし、インストールの難しさから実際にはディストリビューター版を
購入することになると思います。
それでも実売で1万円を切っていますから、
Windowsシリーズよりは格段に安いですね。


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2002年12月7日(土)

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