第69回
経営学! 経営の基本のキホン その3

前回は「固定費」と「変動費」を算出しました。今回はこれらの数字から損益分岐点を計算してみます。「固定費」と「変動費」を当てはめた計算式は以下のようになります(註1)。

        

この計算の結果から、アナタのオンラインショップは、約91万円(註2)の売り上げで黒字化することが判明しました。実際の売上は100万円と最初に仮定しているので、

100-91=9

つまり、現時点では約9万円の黒字が出ていますネ。この例では、最初に仕入れ原価を35万円に設定したので、粗利率は65%前後です。まずまず順調な経営状態といえるのではないでしょうか?

しかし、生き馬の目を抜くネットビジネスの世界です。わずか数ヶ月後、アナタのオンラインショップが繁盛していると聞きつけたビジネスマン達が、同じ内容のオンラインショップを続々と開業し始めました。しかも、向こうは同じ商品の定価をかなり低く設定してきたのです。

当然、アナタのオンラインショップの売上にも悪影響が出てきました。危し! オンラインショップ! 続きは次回。


註1: 損益分岐点の求め方に関しては「パソメシ」の59回と60回の2回連続でやりました。

註2: 数値は四捨五入してあります。


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2002年12月28日(土)

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