第77回
経営学! 経営の基本のキホン その11

冬休みも今日までという方も多いと思います。年末年始も無休の「パソメシ」よりそんな皆様へ一言。

「世の中に、寝るほど楽は無かりきに、知らぬ阿呆は起きて働く(笑)」

さて経営学年末年始特別集中講座、今回はオンラインショップの価格設定から始めたいと思います。オンラインショップを経営している読者の方は、どのようにして価格設定していますか? また、これからオンラインショップを開店しようと考えている読者は、どうやって価格設定をしますか? もちろん、売れるモノならば出来るだけ高く売りたいですよねぇ(笑)。

商品に価格を設定する場合、なぜ値段の高い方が儲かるのか? コレ考えたことありますか? そうです。粗利益が多くなるからです。

  商品の価格-仕入価格

これが粗利益です。粗利益がビジネスで一番重要なポイントといっても過言ではありません。

もちろん、粗利益は多ければ多いほど良いのですが、あまりに高額な価格設定にすると、今度は商品の売れ行きに影響が出ます。そこで、「とりあえずこの程度なら売れるだろう」という落としどころを勘案し、価格設定を行っているのが実態だと思います。

しかし、この方法はあまりにもアバウトです。個人が経営しているオンラインショップでも、売上が伸びると従業員を雇ったり、仕事の一部を外注したりするようになります。にも関わらずドンブリ勘定のままだと、気付いた時には粗利益は消滅していて、赤字に転落していた、なんてことになりかねません(実際よくある話です)。

また、これからオンラインショップを開店予定の読者も、同じ商品を取り扱っているサイトがあった場合、単純に「他店よりも安くすればOK」では最初から赤字になってしまいます。では、これらの価格設定と経営の問題をどうすれば良いのでしょうか? そこで登場するのが「労働分配比率」という指針です。


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2003年1月5日(日)

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