第84回
経営学! 経営の基本のキホン その18

前回は【マニア向けショップのケーススタディ】を検討しましたので、今回は「日用品を販売するオンラインショップ」に関して考察していきたいと思います。

【日用品など一般的な商品を販売するショップのケーススタディ】

このショップの特長は、競合店が多いため粗利益率が低い(25%)ということです。客単価は平均的な3000円。注文率はオンラインショップの平均値1%に設定しました。

それでは同様に計算してみます。まず、必要な月間売上は、20万円÷25%=80万円です。次に、必要な注文件数は、80万円÷3000円=267件だと分かります。それでは月間アクセス数、267件÷1%=26700を、30日で割ってみます。結果は890。

日用品など一般的な商品を販売するショップの場合、月に20万円の粗利益を得るためには、1日あたり890アクセスが必要だと分かりました。

さて、これらの結果をみて、同じ20万円の粗利益を得るにしても、まったく違ったアプローチが存在するということが分かってもらえたと思います。

一番肝心なポイントは、「いかに売るか?」ではなく「いかに儲けるか?」なのです。 そういう意味から、この2つのショップの経営改善策を次回考えてみたいと思います。


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2003年1月12日(日)

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