第115回
緊急特別企画! Yahoo!オークションで騙されない為に! 
ロレックス篇の逆襲! その3

いやーしかし良く出来てるわ、この偽ロレックス。
思わず欲しくなってしまいました(笑)。

ってこんなコト言ってる場合じゃ無いんですよね。
その見破り方をなんとかしなくてはならないんです。

まず、当たり前のことですが、偽物は価格が安い!
オークションの価格を見ても
10万円以下のロレックスは全部偽物です。
本物が10万円以下であったら
筆者タニグチが買うのでご心配なく。

と、ここで問題が……。
では高額で入札&落札されている
ロレックスは全部本物なのか? という問題です。
見てもらえば分かるように
偽物のレベルはハンパじゃありません。
もし、これまでに本物のロレックスを
手にしたことの無いようなヒトなら
絶対100%騙されるような品質です。
これでは高額だから安心と言えないどころか、
逆に大金を払って騙されてるかも知れないワケです。

やはり、時計そのものを見て
真贋を判定できるようにしなければ……。

スーパークラスと呼ばれる偽物は本当に精巧です。
ザッと見ただけでも「コレ本当に偽物?」
と驚くような品が多数ありました。
ケースの中身ももちろん自動巻、
しかも日本製ではなくスイス製。
なかにはETA社製(註1)の自動巻ムーブメントを
搭載しているというモノまでありました。
ガラス風防もサファイヤクリスタルガラスですし、
なんとデイジャスト機能(註2)を搭載しているモノも。
こうなるといよいよ本物との差はありません。

うーん、困ったなぁ……。

画像を見て下さい。コレは本物(註3)です。
この時計のケースとベルトの間にある
589という文字の刻まれた横長の金属板、
まずはこの小さな金属板に突破口を求めてみましょう。



註1: スイス最大の腕時計パーツメーカー。
パーツのみを専門に製造しており、
一説にはスイス高級腕時計メーカーの70%以上が
同社製のムーブメントを搭載しているとか。

註2: 時計の針が深夜12時を指した瞬間に
パタンと一瞬で日付が変わる機能。
ロレックス社の特許技術の1つ。

註3: 正確にはロレックスの子会社
チュードル社の時計なので本物では無いのですが、
ケースとベルトはロレックスの純正品です。


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2003年2月12日(水)

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