第116回
緊急特別企画! Yahoo!オークションで騙されない為に! 
ロレックス篇の逆襲! その4

さて、ケースとベルトの間をつなぐ小さな金属板、
これが「フラッシュフィット」と呼ばれるパーツなんです。
なんでこんなコトを言うのか、
実は偽物ロレックスにはこのフラッシュフィットの
作りの粗雑なモノが非常に多いのです。
本物は画像とまったく同じ形状をしています(註1)。
しかし、偽物には他の部分はほぼ完璧といって良いデキなのに、
このフラッシュフィットだけが小さかったり、
まったく違う形状をしていたり、
逆に大き過ぎるモノが珍しくありません。
つまり、まずはこのパーツを見比べてもらおうと。

画像を見てもらったついでに報告しておきます。
この画像のケースの裏蓋には
ロレックス社の刻印が入っています。
しかし、本物のロレックスにはシールが貼ってあるだけで、
このような刻印は入っていません、一種類だけを除いては。

その一種類とは以前に紹介したことのある
ロレックス社のダイバーウォッチ「シードゥエラー」です。
シードゥエラーにはこのような刻印が
裏蓋に入っています(註2)。
シードゥエラーの偽物は素晴らしい出来映えで、
ガスエスケープバルブも付いていれば(註3)、
ケース中のムーブメントには
ロレックス社の社名まで刻印されているという逸品です。
しかし、なぜか裏蓋の刻印だけはコピーされていません。
おそらく他の種類とケースを共有している為
だと思われるのですが、
ココをチェックすれば絶対に
シードゥエラーで騙されることはありません。

というワケで、同じダイバーウォッチの
「サブマリーナ」に比べると少々高価ですが、
サブマリーナで騙されるよりは思い切って
刻印入りのシードゥエラーを
買った方が良いかも知れませんね。
特に保証書や箱の付属していないような場合には。

さて、最初に3回という予定で始めたこの
「ロレックス篇の逆襲!」ですが、
今回で終わりそうにありません。
そういうワケであと1回か2回追加
というカタチにさせてもらいますので、
もう少しお付き合い下さい。



註1: ただし、このパーツに刻印されているナンバーは
それぞれ異なっています。

註2: ただし、この画像の刻印とは文字が異なっていて、
ガスエスケープバルブと
刻印されているモノがほとんどのようです。

註3: ただし機能しません。


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2003年2月13日(木)

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