第142回
個人輸入代行業 前編

今回から紹介するのは「個人輸入代行業」です。
この職種はかなり古くから存在していたようですが、
インターネットの発達と共に急激にメジャー化しました。

どのような職種か例を挙げて紹介してみましょう。

タニグチ氏(もちろん仮名)は、
アルコールの摂取し過ぎかブクブクと肥えているのが悩みの種。
ある日雑誌を読んでいると、海外のサプリメントの中には
吸収した脂肪分を便と共に排泄してくれる
「ゼニカル」なるブツがあることを発見しました。
早速日本国内で入手しようとするタニグチ氏(もちろん仮名)。
しかし、ゼニカルは日本国内では厚生省の認可を得てない為に
販売されていないのです。
それではインターネットを利用して海外の業者から
直接購入しようと目論むタニグチ氏(もちろん仮名)。
しかし英語の苦手なタニグチ氏(もちろん仮名)には
ハードルが高いようです。
それに支払い方法もどうすれば良いのか分かりません。
ああ困った、困った……。

と、このような不幸な人の為に
その輸入業務を代行してあげようじゃないか! 
しかも代金には手数料分を上乗せして請求しようじゃないか! 
というのが個人輸入代行業です。

今回は例としてサプリメントを挙げましたが、
サプリメントのような医薬品を扱う業者は非常に多く、
過当競争気味です。
商品としては基本的に「日本に輸入されていない物」
なら何でも良いワケですから、
出来るだけ同業他社が少ない商品の方が
良いのは言うまでもありません。
欲を言えば販売を独占したいぐらいです。
なぜなら販売を独占出来ている間は
商品価格を好きに決めることができるからです。
コレはメチャメチャ美味しいと思いますヨ。

さて、その個人輸入代行業の実務に関しては、
次回から詳細にご案内していきたいと思います。
請うご期待!


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2003年3月11日(火)

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