第148回
テクニカルライター 後編 補足

さて、前回からの続きです。

業界にコネクションの無いヒトは
どうやってテクニカルライターになればいいのか? 
まずは、SOHO系サイト(註1)の
求人/求職情報のページをチェックすることをオススメします。
この方法が上手くいけばイチバン簡単でしょう。

次に、自分が書いてみたい雑誌や書籍の編集部、
版元に直接原稿を持ち込むという方法をご紹介します。
今、筆者タニグチの手元にある某パソコン雑誌を見ても、
テクニカルライター募集の告知が掲載されています。
どのような募集要項になっているかといえば、
経験者はこれまでの仕事内容を郵送または持参。
未経験者は「インターネットと私」という内容で
400時詰め原稿用紙2〜3枚程度の文章を書いて
郵送または持参、となっています。
つまりこのように文章を書いて持ち込むことによって
自らコネクションを発掘していくワケですね。
ちょっとおっかなビックリの方法ではありますが、
どこの出版社でも優秀なテクニカルライターなら
喉から手が出るほど欲しいというのが実情ですから、
意外と上手くいくんじゃないでしょうか、この作戦。

しかし、この募集告知を見て初めて知ったのですが、
テクニカルライターって未経験者でも
いきなり成れるんですね(笑)。ちょっと驚きました。

最後にまとめ、なんですが、
テクニカルライターの売りは最初にもいったように
その「豊富な知識」にあります。
ところがその知識を持続させるのが意外と大変なんですね。
特にパソコン関連業界などは
「ドッグイヤー」と呼ばれるほど流れの早い業界です。
ちょっと目を離すと、新製品や
新しい用語が次々に登場していて、
もうアッという間に時代の流れに取り残されてしまいます。
そうならないように常に貪欲に知識を吸収し続けるだけの熱意、
コレを持ち続けることの出来るヒトが
テクニカルライターに向いているのではないでしょうか?


註1: Yahoo!JAPANのメインページのカテゴリ検索から
ビジネスと経済 > 小規模事業の情報 > SOHO
とクリックして進んで下さい。


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2003年3月17日(月)

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