第166回
「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その3

このパソメシの読者の皆さんが使ってるパソコンは
Windowsマシンがほとんどだと思います。
皆さんはMacのデスクトップ画面を見て
「Windowsに似てるな」と思われたことはありませんか? 

縦にアイコンが並んでいる場所こそ左右反対ですが、
それ以外はゴミ箱があるところまでソックリです。
筆者タニグチもまず「なんでこんなに似てるんだ?」と
疑問に思った1人です。
そこで早速調べてみました。

これは有名な話なのですが、
このアイコンを使用するというGUI
(グラフィカルユーザーインターフェイス)
という概念を発明したのは、
Apple社でもMicrosoft社でもありません。
ゼロックス社のパロアルト研究所の研究員達でした。
このパロアルト研究所は今から考えると凄い所で、
まさに天才達の梁山泊。
まだパソコンの概念自体も
あやふやな時代だったにもかかわらず、
もうすでにGUIやイーサネット(註1)といった
画期的な新機能が考え出されていたのです。
その後、残念ながらパロアルト研究所は
ゼロックス本社によって閉鎖されてしまいましたが、
その功績は現在のMITメディアラボ以上と
言って良いかと思います。

さて、話を戻します。
このパロアルト研究所でGUIを見た
Appleの社員は感銘を受けます。
そして、GUIを真似た製品を製造するために、
パロアルト研究所のGUI研究者を
Appleの社員として迎え入れるのです。
こうして完成したGUIを使用したオペレーションシステムが
MacOSだったワケです。

一方、Microsoft社はMS-DOSを自力で開発。
莫大な利益を得ます。
そしてWindowsの開発に取りかかり、
Windows3.1で遂に
「まともに使用できる」GUIを持つOSの開発に成功するのです。
しかし、このWindowsはどう見てもMacOSのパクリ(笑)。
Apple社はMicrosoft社を告訴するのです。


註1: Ethernet(イーサネット)のイーサとは
「エーテル」という意味で、
これは神秘家のマダム・ブラバスキーがその著書
「SECRETDOCTRINE」の中で使用した単語。
意味は大気以外の物質で
この全宇宙に充ち満ちている物質のこととか。
とにかくブッ飛んでます(笑)。


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2003年4月4日(金)

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