第169回
「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その6

さて、ビル・ゲイツの悪口を通じて、
筆者がタニグチがいかにアップルフリークであるかが
分かっていただけたでしょうか? 

仕事はもちろんMacでしてますし、
Apple社にスティーブ・ジョブズが復帰した時には
自分のコトのように嬉しかったので、
思わずApple社の株を購入してしまったほどです。

その後、MacOSはシステム8にアップグレードしたところで
名称を変更。
「漢字トーク」から「MacOS」に改称されました。
システム7.5以降で散々ユーザーを悩ませたシステムトラブルも
システム8以降ではかなりマシになり、
さらにパワーPC(註1)専用となったシステム8.6以降では
嘘のように安定したシステムとなりました。

ハード的にはジョブズの復帰後「iMac」が発売され大ヒット。

一時は本当に倒産寸前で
ビル・ゲイツの出資(註2)を仰ぐほど困窮していたのですが、
なんとか盛り返してきました。
と、同時にジョブズは次期MacOSの
「Copland」の開発中止を決定。
自らが興しAppleに買収されたnext社のOS
「nextOS」をベースにして、次期MacOSの開発を決定します。

ちなみにこのスティーブ・ジョブズ、
Apple社の創業者であると同時に
next社やそれ以外の多数の企業を興したり
参画したりしてまして、
例えば映画「トイ・ストーリー」や「バグズライフ」を製作した
ピクサー社もジョブズの会社ですし、
「GAP」ブランドで有名な衣料メーカーの
GAP社の役員も兼任してたりします(註3)。

と、いうワケで、なんの問題もなく
Macintoshと筆者の蜜月は過ぎていきました。
そう、あの雑誌との出会いさえなければ……。



註1: CPUの種類。Macでは以前86系と呼ばれるCPUを採用していたが、高速化の為にまったく違う型のCPU「PowerPC」を使用するようになった。
註2: もちろんビル・ゲイツがApple社の為に出資するハズも無く、もしApple社が倒産してしまうとWindowsのシェアが上がりすぎて独禁法に抵触してしまうため。
註3: 色々と伝説に彩られているジョブズですが、何時も黒のタートルネックに着古したジーンズといった服装です(アパレルメーカーの役員なのに!)。ジョブズの友人の弁護士がジョブズの自宅で見たのは、10着以上のまったく同じ黒のタートルネックとジーンズだったそうです。つまりジョブズは毎日同じ服装ですが、ちゃんと着替えはしているワケです(笑)。

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2003年4月7日(月)

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