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       第184回 
        「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その21 
      「パレートの法則」なるものがあります。 
        これはパソコン用語ではなく、 
        どちらかと言えばビジネス用語になるわけですが、 
        別名「20:80の法則」とも呼ばれています。 
      簡単にその内容を説明すると 
        「全顧客の中の20%の顧客が全売上の中の80%を占める」 
        という意味です。 
        もっと簡単に言うと 
        「売上のほどんどすべて(80%)は、 
        お客さんの中でもほんの一部の上得意客(20%)が 
        もたらしてくれる」ということです。 
        まぁある種マーフィーの法則に近いような 
        経験律の類なのですが、 
        意外にこれが当てはまるコトが多いので驚かされます。 
      で、話は本題の「CPU」に戻りますが、 
        実はパソコン内部を流れるデータにも 
        この「パレートの法則」があてはまるのです 
        (不思議な話ですが本当の話です)。 
        つまりパソコンの内部では同じデータが 
        何度も繰り返し利用されているということなんですね。 
      パソコンのデータは基本的にメモリの中に保存されていて、 
        それをCPUとやり取りすることによって 
        パソコンは作動しています。 
        もし、メモリの中に該当するデータが無ければ、 
        ハードディスクまでいってデータを探さなくてはなりません。 
        こうなるとパソコンの速度は極端に遅くなります。 
        パソコンのメモリは多い方が良いといわれるのは 
        こういう意味なんですね。 
      逆にメモリの中に全てのデータがあれば速度は向上します。 
        これは間違い無いです。 
        しかし、それでもCPUは毎回メモリまで 
        データを取りに行かねばなりません 
        (一般的に言われるFSBの速度とはこのコトを指します)。 
        もし、メモリまでデータを取りに行かなくて済むなら 
        速度はもっと劇的に向上するハズです。 
        では、どうすればメモリまで行かなくても済むのでしょうか?  
      メモリまで行かなくても済む方法。 
      それはCPUの内部にデータを貯蔵すれば良いのです。 
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