第190回
「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その27

さて、ハードディスクの説明を続けます。

まず、一般的に使用されているハードディスクには
2種類あります。SCSIタイプとIDE(ATAPI)タイプです。
Windowsマシンで一般的に使用されているのは
IDEタイプのハードディスクで、
SCSIタイプは高価な上にPCIスロット用の増設カードが必要な為
あまり利用されていないようです。

ハードディスクの速度は、
そのディスク容量よりも回転数に依存します。
一般的なIDEタイプのハードディスクには
1分間に7200回転するタイプと、
5400回転するタイプがあります。
以前の7200回転タイプはノイズが大きいと言われましたが、
今ではまったくそんなコトはありません。
体感的にも7200回転の方が圧倒的に高速なので、
購入するなら絶対に7200回転タイプをオススメします。

ノイズの話が出たついでに
騒音問題に関してもう少し説明します。
以前はハードディスクの騒音源として
内蔵のボールベアリングが槍玉に挙げられていて、
そのぶん流体軸受使用の
ハードディスクが持て囃されていました。
しかし、両タイプを使用したことのある筆者の経験的には
「どちらも大差無い」というのが実感です。
それよりも新型のハードディスクはそのほとんどが
旧型よりも静かなので、ハードディスクを購入するなら新型を、
コレが正解だと思います。

ハードディスクはメモリやCPUと違い、
使用を続けるうちに何時かは必ず壊れる「消耗品」です。
高価なSCSIタイプはIDEタイプに比べると頑丈&長持ちですが、
それでも何時かは壊れます。
一度クラッシュしてしまうと、
そのデータを復旧するのは至難の業なので
(専門業者に頼むと復旧できる場合もあるが
非常に高額の手数料が必要)、
くれぐれもデータのバックアップをお忘れなく。


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2003年4月28日(月)

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