11月13日(水)
晴れ、風力3以下、
最高気温8℃、最低気温−4℃
冷え込みが厳しくなってきました。

第6回
十六大に学べ! (2)

今回の「十六大」のもう一つの目玉は、
総書記のポストが江沢民氏から胡錦涛氏に引き継がれる事です。
江沢民氏は76歳、胡錦涛氏は59歳ですから、
17歳の若返りになります。
今回は江沢民氏のみで無く、
江沢民氏と同年代のいわゆる「第三世代」の人達は全て退き、
胡錦涛氏と同年代のいわゆる「第四世代」の人達が、
党の要職に就く事になります。

胡錦涛氏は非常に早い時期から江沢民氏の後継者として認められ、
今年の権限委譲に向けて様々な地固めをしてきました。
スムーズな権限委譲、指導者になる為の教育を考えた場合、
こういう形で次期の若い指導者を早い段階で決定して、
育てた方が良いと思うのですが、
日本企業を見ると、
最後の最後まで次期社長を誰にするか決めず、
結局、順送り人事で若返りが進まない会社が
まだ多い様に思います。

最近の中国企業経営者は、非常に若いです。
かなり大規模な企業でも、
30代、40代の総経理が経営している会社が多くなっています。
これは、50代の人達が学生の頃、文化大革命が起こり、
ろくな教育を受けなかった人が多く、
この年代の人材が不足している為、
やむなくその下の年代を抜擢せざるを得なかった、
という事情があります。
しかし、このお陰で、
若い経営者に率いられた企業は活力を増し、
好業績を収めている会社が多い様に思います。

中国政府は文化大革命の評価を下しあぐねていました。
文化大革命は、経済、文化両面で、
中国を過去に引き戻した、明らかな失策だったのですが、
中華人民共和国設立の父、毛沢東を批判する訳にもいきません。
そんな中国政府にはこれは格好の材料です。
10年後の中国の歴史教科書には
こんな風に書かれるかもしれません。

「毛主席が行った文化大革命は、
終了後20年間は失策と言われていたが、
1990年代後半から
多くの若手経営者を輩出する結果をもたらし、
これらの経営者が我が国の未曾有の
経済成長を成し遂げる原動力となった。
やはり、毛主席は偉大であった。
偉大的毛主席万歳!」


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