第153回
人材の確保、育成

お陰様で開業から2年経った今では、
特別な営業活動をしなくても、
時々日本企業から業務委託の相談が来る様になりました。
同じ所で、同じ仕事を続ける事によって、
ゆっくりとではありますが、
「北京に商社を辞めて、
中国事務所代行の会社をやっているやつがいるらしい」
という噂が広まり、それが時々、
当社のサービスを必要としている人の耳に入る様です。

そういった意味で、開業当初の全く知名度が無い時期は、
仕事が無くてつらいですが、
つらい時期を何とか乗り越えれば、徐々に知名度が上がり、
良いお客様と出会える可能性も増えて行くのではないでしょうか。
開業当初の仕事が無い時期に、
中国人の友人に仕事が無くて大変である事を話すと、
みんな「(わんしーかいとうなん、
何事においても最初は難しいものだ)」と慰めてくれましたが、
商売においてもそれは同じなのかもしれません。

会社を経営していて、
開業当初の様な「仕事が無い!」という悩みは、
取り敢えずは無くなりましたが、
一方で仕事が増えたら増えたで、新たな悩みが出て来ます。
今、私の一番の悩みは、人材の確保、育成です。

仕事が増えてくると、何でもかんでも自分でやっていたら、
体がもちません。
従業員に任せるより自分でやる方が
ずっと早くて質の高い仕事が出来るのですが、
そこをグッと堪えて従業員にやらせて、
従業員に経験を積ませ、育てなければなりません。
お客さんはもちろん私が前線に出て行く事を期待するのですが、
それで私が何時までも前線に出ていたら、
従業員も育ちませんし、
会社も私の能力以上に大きくなる事が出来ません。

今の課題は、仕事に支障を来たさない範囲で、
徐々に従業員に仕事を移管し、
最終的には各従業員にそれぞれの仕事を全て仕切らせる事です。
この様に従業員だけのチームが全てを仕切る仕事が増えてくれば、
私は新しい仕事に取り組む事が出来ます。

こう書いてみると、至極当たり前の事で、簡単そうなのですが、
実際にやってみると、なかなか思った様にはいきません。
特に、ここ、中国では...。


←前回記事へ 2003年10月22日(水) 次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ