第574回
日本ファンの中国人を増やす

北京日本人会では、
中国青少年発展基金の希望工程プロジェクトを通じて、
中国の貧しい地域に学校を建て、
今まで学校に行けなかった子供たちが
学校に行けるようにしたり、
日中戦争の発端となった「盧溝橋事件」で有名な、
北京の西の郊外、盧溝橋の脇にある
「日中友好森林公園」で、
毎年、中国側の方々と一緒に植樹をしたりと、
非常に良い活動をしています。

しかし、残念ながら「払った会費に対して、
どのぐらいのメリットを得られるのか?」
という基準で入会の是非を判断される方が多く、
それが会員の減少につながっているようです。

長い目で見れば、こうした地道な活動が、
日本ファンの中国人を増やし、
ひいては、北京を日本人が住みやすい街に
していくんですけどねぇ...。

ただ、北京に住む日本人の人たちが
北京日本人会に求めるものが変化しているのに、
北京日本人会の活動がその変化に対応できていない、
というのも事実です。

ま、北京日本人会の活動は、私も含めて、
普段は仕事や勉強をしている人たちの
ボランティアで成り立っていますので、
新しいことにどんどんチャレンジしていく
時間も労力もない、というのがホンネのところなのですが、
そんなのは言い訳に過ぎません。
会員から会費をもらって活動をするからには、
会員の人たちが納得できるような活動をするべきです。

今後は、日本人同士の親睦や、
日本人の福祉の増進、ということよりも、
個人レベルでは難しい
「日中友好、日中交流」など、
北京日本人会ならではの活動に、
重点を置いていくべきかと思っています。

北京在住の日本人で、まだ、
北京日本人会に入会をされていない方。
月にすれば数十元(数百円)の話ですので、
是非、この機会に北京日本人会にご入会ください。

そして、北京日本人会事務局に
入会手続に行った際には、
是非、「柳田さんのコラムを見て、
入会を決意しました」と言って頂き、
柳田副会長の顔を立ててやってください。


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2006年6月23日(金)

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