第642回
起業支援サイト「ドリームゲート」

私、先月から
「ドリームゲート※1
というサイトのファーストナビというコーナーで、
中国起業についてのコラムを書き始めました。
「ドリームゲート」とは、
日本の経済産業省が後援している起業支援サイトで、
持続的な経済成長を保つために
ニッポンにもっと起業家を増やそう、
という目的で作られたものです。

私のコラムを読んだ人が中国で起業しても、
日本の税収は増えないのですが、
中国起業した人が日本企業と貿易をしたり、
中国起業で大儲けした人が日本に帰って
おカネをたくさん使ったりすることを考えれば、
間接的には日本経済に貢献できるのかな、
と思っています。

コラムの内容としては、
中国ビジネス初心者の日本人が、
中国に来て起業し、
中国特有の落とし穴に落ちないように注意しながら、
成功を掴み取るまでをナビゲートしていく、
というものになる予定です。

この「中国ビジネスのススメ」をご覧頂いている方や、
「起業するなら中国へ行こう!」をお読み頂いた方には、
「それ、前聞いたよ」という内容もあるかと思いますが、
中国で起業する際の注意点を、
もう一度体系的に復習したい、
という殊勝な心がけの方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、読んでやってください。

さて、この「ドリームゲート」や
リクルートの起業雑誌「アントレ」などのおかげで、
日本でも起業することがごく普通の人生の選択肢として
とらえられるようになってきました。
しかし、実際に起業するのはまだまだほんの一部の人だけで、
大部分の人たちは
「いつか起業して、自分の会社が持てたらいいな」
という夢を持ちながらも会社勤めを続け、
定年退職の日を迎えるのではないでしょうか。

かく言う私も、中国に駐在して、中国人の友人たちが、
いとも簡単に勤めていた大企業を辞めて
起業していくのを目の当たりにしなければ、
中国で起業などせず、日本に帰って
会社勤めを続けていたと思います。

日本と中国で、起業を取り巻く環境が
ここまで違うのはどうしてなのでしょうか。
それを読み解くキーワードは
「リセット」なのではないかと私は思います。

※1 ドリームゲートHP http://www.dreamgate.gr.jp


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2006年11月29日(水)

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