第1523回
日本人スタッフ募集!

当社では現在、
日本人スタッフを募集しております。

勤務地は北京。
仕事は引越をされる日本人のお客様に対するサービスの提供と、
引越現場における作業スタッフの指導・監督です。
今回の募集は男性には申し訳ありませんが、
女性に限らせて頂きます。

当社は北京で引越の仕事をしてもう10年になります。
中国人の作業スタッフも既に日本人の習慣を熟知しており、
引越現場で指導・監督する必要も
あまりなくなってきているのですが、
始めたばかりのときは大変でした。

例えば玄関の概念。

日本の家は一般的に玄関に段差がついており、
外履きと内履きの区別が厳格になされています。
しかし、中国の家はドアを開けるといきなりリビング、
という構造であることが多く、
玄関もドアに近い曖昧な範囲内で、
同じ場所で外履きから内履きに履き替える、
ということになっています。

このため、中国人の作業スタッフは当初、
中国の習慣に従って、玄関の下の部分で靴を上履きに履き替え、
そのまま家の中に入ろうとしていました。
しかし、日本人的には一旦玄関の下の部分に着地したものは、
外履き扱いとなりますので、土足で家の中に入られたような、
不愉快な気分になってしまうのです。

また、靴を玄関の下の部分で脱いで、
上履きは玄関の上の部分で履く、ということを徹底した後も、
ドアの外に置いてある梱包資材を
上履きのまま取りに行く作業スタッフがおり、
これも外に出るときには必ず靴に履き替える、
ということを徹底するのに苦労しました。
中国人作業スタッフからすれば
「ほんの2、3歩なんだからいいじゃないか」
ということなのですが、
日本人からすれば「土足で家の中に入られた」
ということになってしまうのです。

一事が万事、このような状態だったのですが、
1つ1つ丁寧に指導していき、
どうしても日本人の習慣が理解できない人には辞めてもらい、
何とかここまでやってきました。
ですので、今回募集している日本人スタッフには、
引越現場で作業スタッフに中国語で指示ができるぐらいの
実務的な中国語能力が必要であることは確かなのですが、
それよりも日本人としての常識や資質の方を
重視させて頂きたいと思います。

「中国で仕事をするに当たっては、
日本人としての資質が武器になる」という
私の持論を絵に書いたようなお仕事ですが、
ご興味のある方は、写真付きの履歴書を添付の上、
ページ下の「柳田さんへのメールはこちらまで」まで
メールを頂ければと思います。

有能なヤマトナデシコのご応募をお待ちしております。

柳田さんへのメールは


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2012年7月9日(月)

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