■柳田洋・北京からの画像便り No.211 ■


中国・アフリカ協力フォーラム

中国・アフリカ協力フォーラムの看板です。
アフリカは中国語で非洲(ふぇいぢょう)と言います。
看板には「アフリカ・神秘と奇跡に満ちた土地」と
書いてあります。
今回の中国・アフリカ協力フォーラム開催の背景には、
エネルギー資源の安定確保、
国連など国際舞台での発言力増大、
アフリカ諸国の台湾との外交関係強化の封じ込め、
などの中国政府の思惑があったと言われています。
そして、スーダンやジンバブエなど、
アメリカが人権弾圧国家と非難している国とも
仲良くお付き合いすることによって、
「発展途上国の盟主」という立場を確立し、
アメリカを始めとする西側諸国に対抗する
対立軸の中心になろう、
という意図がはっきりと見えます。
ただ、こうした看板を見ていると、
中国政府の最大の目的は、
「共産党に任せておけば、
世界の国々が中国を支持してくれて、
中国はどんどん強い国になり、
国民はどんどん豊かになっていくんですよ」
ということを国民にアピールすることに
あったのではないか、と思えてきます。

撮影日:2006年11月6日(月)
撮影:柳田洋


前 へ 閉じる 次 へ