■柳田洋・北京からの画像便り No.263
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NO化学調味料
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おしゃれな内装の中で食べる高級火鍋チェーン店、
「鼎鼎香(でぃんでぃんしゃん)」の広告です。
「当社は8年前から、お客様にお出しする料理に、
一切、化学調味料を使用しておりません」と書いてあります。
最近は日本でも食の安全を脅かす事件が
立て続けに起こっていますが、
中国では「ダンボール入り肉まん事件」が報道されたときに
みんなそれほど驚かなかったことからもわかるように、
危険な食品がたくさんあります。
そんな中で、「鼎鼎香」がターゲットとするような
ニューリッチの人たちは、食の安全や健康に対して、
大きな関心を持つようになってきています。
このため、北京市内でも「安全」や「健康」を売りにする
高級レストランや高級食材店が増えてきています。
金持ちは安全で健康的な食品を食べて長生きするが、
貧乏人は危険な食品を食べ続けて早死にする。
今の中国では寿命もカネで買う時代になりつつあるのです。
撮影日:2007年10月31日(水)
撮影:柳田洋
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