■柳田洋・北京からの画像便り No.266 ■



地下鉄5号線

10月に開通したばかりの地下鉄5号線に乗りました。
地下鉄5号線は天安門のちょっと東側を通り、
北京の街を南北に貫く路線です。
乗ってビックリしたのが、写真のように
駅のホームと線路がガラスで仕切られていることです。
これなら、誤って線路に転落する、などという
事故を完全に予防することができます。
また、案内板は液晶大画面テレビが使用されており、
次の列車と、次の次の列車が何分後に
到着するか、という表示まであります。
時刻表さえなく「来るまで待っとけ」という態度だった
従来の北京の地下鉄とは雲泥の差です。
北京の地下鉄はこれで4本になりました。
来年中には北京空港と東直門を
リニアモーターカーで結ぶ「機城快軌」、
北京駅と北京西駅を地下で結ぶ
「火車駅地下連絡線」を含めて、
6本の地下鉄が開通し全部で10本になる予定です。
来年末時点の北京の地下鉄路線予定図を見ると、
色とりどりの10本の路線が縦横に交差し、
東京の地下鉄路線図と見間違うほどです。
今後約1年で6本もの地下鉄路線が開通するとは、
にわかには信じられませんが、
地下鉄は、日に日にひどくなる北京の渋滞を
解消する切り札となりますので、
1日も早い6路線の開通を期待しています。

撮影日:2007年11月23日(金)
撮影:柳田洋


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