■柳田洋・北京からの画像便り No.283
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北京リニューアル工事
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北京オリンピックまであと4ヶ月あまり。
スタジアム周辺もそうですが、北京の街も
諸外国からお越し頂くお客様にバカにされないように、
急ピッチでリニューアル工事が進められています。
写真は東二環路東直門内の商店街の風景です。
各店とも昔ながらの建物をリニューアルして営業しています。
中国の昔の建物は日本の木の文化と
ヨーロッパの石の文化のちょうど中間ぐらいですので、
日本の建物よりも耐久性があります。
このため、北京には100年以上前、
清朝の時代に建てられたと思われる古い住宅が
街の至るところに残っています。
以前の中国は、歴史的に価値のある建造物は残しますが、
それ以外の古い一般住宅などは片っ端から取り壊し、
その上に近代的な高層ビルを建設していました。
しかし、5年ぐらい前から、そうした古い一般住宅など、
昔ながらの北京の景観も残したほうがよいのではないか、
という声が大きくなり、
最近では北京市政府も古い建物の形を残しながら、
化粧直しするという、リニューアルの工事を進めています。
今と昔が同居する不思議な魅力を持つ街、北京。
その魅力は今後も保たれることになりそうです。
撮影日:2008年3月23日(日)
撮影:柳田洋
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