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22.上海、東京、そして沖縄
東京に一時帰国で戻りました。
いつも半年に一度のペースで帰国しているのですが、
今回は姉の結婚式で沖縄に行くことになりました。
私は沖縄には行った事がなく、非常に興味を持っていました。

式を無事に終えて、自由時間になり沖縄の街を散策しました。
市内には大型ショッピングモールやファミレス、
大型スーパー、レンタルDVDショップ、
本屋、シネコン、など多くの商業施設が充実していました。
僕の沖縄のイメージはリゾート地で、
ここまで都会とは夢にも思いませんでした。

加えて私は半年ぶりに日本に帰国したこともあり、
上海の町並みと上海人の感覚が染み付いていて、
今回の沖縄の印象は、沖縄のリゾート地の印象よりも、
沖縄の街にあるいろいろなお店、フード、そしてサービスなど
あらゆる商売を見てカルチャーショックを受けました。

たとえばコンビニの品揃え、整理されたディスプレイ、
明るくきれいな店内に感動しました。
ファミレスでは店員のサービスのよさや、
全国どこでも同じ商品を同じ味で提供していることに感動しました。
大型ショッピングモールには有名店が出店していて、
東京と同じ商品を販売しています。
スーパーの品揃えも新鮮でとても商品が充実していました。

これなら東京に住んでいても沖縄に住んでいても
同じ生活環境を送る事が出来ると思いました。
正直ここまで便利になっているとはと考えさせられました。
日本全国どこでも同じようなサービスを受けられることができ、
都市化が完成されてきているのではないかと思います。
それに比べて上海はまだ多くの点で未完成な部分があると思います。
都市化が進む事で上海も
日本のように果たしてなることができるのかが
大きな課題だと思います。

よく日本に観光に来た中国人が街をみて、
周りにあるもの全てに感動したという話を聞いた事があります。
今回東京と沖縄に行き、
まさか自分が同じ境遇になるとは思いませんでした。
これも上海で暮らしていることで気づく事で、
東京で暮らしていたらわからなかったことです。
これから上海に戻りますが、
日本で得たこの感動をどう活かすことが出来るかが、
上海で暮らす商売人としての宿題になりました。


2009年4月29日

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