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56. 豊かになるお金持ちになる〜仕上げ編〜

お茶は他人から注ぐ。
一円でもきちんと拾う。
ということをこれまで書きましたが、
この習慣だけでお金が貯まるかといえば、貯まります。
しかし一度貯まったお金が自分から逃げていかないかどうかは、
もう1つ別のことを覚えておく必要があります。

ちょろちょろとたまったお水をじっと堪えてたくさん貯めて、
まずは目上の人やお世話になっている人から注いでいくと、
今度は皆が自分に注いでくれる。
この道理は正しいのです。

ただ、皆が注ぎ始めたとき、自分自身の湯のみがあまりに小さければ
せっかく注いでくれた水やお茶でもあっというまにいっぱいになって、溢れてしまいます。
これでは十分豊かになれないのです。

どうすればいいのか?
そう、お金を貯める決心と同時にそれを貯める器を大きくしておく必要があるのです。

調査好きなアメリカ人がこんな調査をしたことがあります。
たしか「となりの億万長者」とかなんとか言う本だったと思います。

「1億円以上の宝くじを当てた人の5年後の資産状況という調査が行われました。
この調査によれば宝くじをあてて一攫千金の夢をかねた人たちのうち
5年以内に資産ゼロまたは元の資産状況に戻ってしまった人が95%。」
逆に、
「一度億万長者になった人で、
その後、事業で失敗しホームレスになった人を追跡調査したデータでは、
その人たちの95%が5年以内にまた億万長者に戻っている。」

結局、そうなんですね。
お金を持つ器のない人が何からの偶然でお金をもったとしても
お金がその人をふさわしいと認めない限りさっさと見限って逃げてしまうのですね。
だからお金に認められる器と品格を身につける必要があるということです。

じゃあ、その器はどうやったら作れるのか?
と質問を受けそうですが、
これについてはもう少し修行をつんだら書きますので
しばしご容赦くださいまし。


2008年4月14日(月) <<前へ  次へ>>