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103.上司を管理せよ

私のコラムはほうっておくと、すぐに経営の話になって、
経営に興味のない方には退屈かもしれませんが、
まあ、そもそも自分の日記のようなものでもありますし、
興味のある方だけ読んでいただくというスタンスでいいかと、
開き直っています。

さて、「上司を管理する」というテーマですが、
これはうちの従業員を見ていてもおもうのですが、
上司を使うのがヘタなやつが多いんですね。

そもそも管理とは何かということですが、管理とは

「人をして何かを為すこと。」
だと私は理解しています。

このときの“人”とは誰か?これは3つあります。

1)部下
2)自分
3)上司

部下については、導くこと、育てることです。

そもそも部下とは比較的経験が少なく、
まだ能力が開発されていない人たちのことを指します。

教育にあたる英語、Educationの語源が
ラテン語のEduco=「引き出す」という意味にあるように、
部下を管理するとは、
すなわち部下から未知の力を引き出すことを指しています。

自分を管理する。
これは多方面にわたりますが、結局のところ、
自分を管理するのは
「自分を鼓舞すること」に根源があるように思います。

さて、今回の上司を管理するというテーマですが、
結局、会社組織でも、
我々のような商売の神様に導かれる事業グループでも、
(いい意味で)如何にして
上司を活用するかが成果に大きく関わります。

上司の管理の本質は何か。
それは「動かすこと」です。

普通の上司は、
部下の思いを察して先回りして
仕事や判断をしてくれるなんてことはありません。

自分が事を成したいのであれば、
自分で動き上司を突き動かす必要があるのです。

上司を突き動かすときにポイントとなるのが
・正しい情報を
・正しいタイミングで
・正しい表現で

行うことです。

正しい情報は大前提条件です。
物事にはすべて機が熟す時があります。

そして、上司を動かすには、表現がとても難しい。
上司の立場、おかれている状況、そして受け入れやすい表現。
考えることがたくさんあります。

3つの管理対象にすべて共通するのは「成果」です。
成果が出ていないのであれば、
自分が3つの管理対象のどれかがうまく管理できていないのだと
反省し改善すべきです。

うちの部下を見て、つくづく思うしだいです。


2009年3月16日(月)

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