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88.サイゼリヤに思う。
いま、絶世健美のイベント開催のために日本に一時帰国しています。
先日の正午、友人に誘われて
ファミレスの「サイゼリヤ」に行きました。
中国にもあるんだよなー、と思いつつも、様々なメディアで
ファミレス界の勝ち組と聞いているので、
日本ではどんな調子か見てみたかったのです。
案の定、大勢のお客さんで賑わっていました。
安いし、沢山メニューがあるので、私たちも何皿も注文しました。

ところでサイゼリヤは2003年に中国に進出しています。
全土で40店舗以上を展開していて、北京にも2店舗あります。
北京の店舗は私の住むところから近くはないのですが、
日本と変わらない味なので友人とたまに行きます。
全く目立たないところにありますが、スポーツジムの真横にあって、
いつも中国人や欧米人のお客さんで繁盛しているお店です。

私は普段、北京では中華料理の庶民的な店にばかり行っています。
その訳は、中国の料理は色々種類があって
美味しいものを発見したい、
ということもありますが、実は、一品一品の量が多くて、
値段も安いので、好きなものを存分注文しても、
会計のときに「こんなに安いの!?」と、
得した気分になるからです。
サイゼリヤでもこんな気分になります。

一方、以前に私がお世話になった中国人の友人達に
日本食レストランをご馳走して、後日彼らが
「どうも日本食はお腹いっぱいにならなくて・・・」と
言っているのを聞き、少しショックを受けたことがありました。
私は、美味しい食事を楽しんでもらえたかな、
と思っていたのですが、
一品一品が中華と比べてれば高いし、量も多くないので、
遠慮してしまい、美味しいものもあまり楽しめなかったのでしょう。

業種は違いますが、私は絶世健美の化粧品、健康食品販売を通じて、
中国のお客様の心理を勉強していますが、
商品要素として、
品質・信頼性・お得感・雰囲気の4つがあるとすると、
中国人の人たちは何を優先するのでしょう。
一にお得感、二に品質と信頼性、四に雰囲気、となるのかなと、
その出来事を通じて思った次第です。
キーワードとなる「お得感」について、
先日サイゼリヤ社長の正垣氏のインタビューを
テレビで見たのですが、
「創業当時はお客さんが来ないので、
味を落とさないようにしながら、
価格を段階的に安くしてゆき、7割引きになったときに、
行列が止まらなくなった。」
「兎に角お客様に食事を楽しんで欲しかった。」と仰っていました。
誰でも出来る決断ではありませんが、日本と中国で
活躍する企業の徹底したサービス志向に感銘を受けました。

<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com


2009年9月25日

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